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令和 2年第4回定例会(第3号12月15日)

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  1. 城陽市議会 2020-12-15
    令和 2年第4回定例会(第3号12月15日)


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    令和 2年第4回定例会(第3号12月15日) 令和2年         城陽市議会定例会会議録第3号 第 4 回      令和2年12月15日(火曜)午前10時00分開議   〇出席議員(20名)      乾     秀  子  議 員      熊  谷  佐 和 美  議 員      上  原     敏  議 員      奥  村  文  浩  議 員      谷  村  浩  志  議 員      平  松     亮  議 員      一  瀬  裕  子  議 員      太  田  健  司  議 員      澤  田  扶 美 子  議 員      西     良  倫  議 員      増  田     貴  議 員      宮  園  昌  美  議 員
         相  原  佳 代 子  議 員      谷     直  樹  議 員      小 松 原  一  哉  議 員      土  居  一  豊  議 員      大  西  吉  文  議 員      本  城  隆  志  議 員      語  堂  辰  文  議 員      若  山  憲  子  議 員 〇欠席議員(0名) 〇議会事務局      長  村  和  則  局長      本  田  一  美  次長      與  田  健  司  庶務係長      樋  口  友  彦  議事調査係長      長 谷 川  順  子  速記 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者      奥  田  敏  晴  市長      今  西  仲  雄  副市長      本  城  秋  男  副市長      北  澤  義  之  教育長      荒  木  正  人  理事                  企画管理部長事務取扱      河  合  寿  彦  危機管理監      綱  井  孝  司  総務部長      森  田  清  逸  市民環境部長      吉  村  英  基  福祉保健部長                  福祉事務所長      中  林  憲  彦  まちづくり活性部長      木  谷  克  己  まちづくり活性部参事      森  島  正  泰  都市整備部長      南  郷  孝  之  消防長      大 喜 多  義  之  上下水道部長                  公営企業管理者職務代理者      薮  内  孝  次  教育部長      吉  川  保  也  企画管理部次長                  人事課長事務取扱      中  井  康  彦  総務部次長      堀  岡  宣  之  福祉保健部次長                  福祉事務所次長                  福祉課長事務取扱      堤     靖  雄  福祉保健部次長                  福祉事務所次長                  子育て支援課長事務取扱      角  田     勤  福祉保健部次長                  福祉事務所次長      中  村  雅  彦  まちづくり活性部産業政策監                  まちづくり活性部次長                  商工観光課長事務取扱      森  本  都 士 男  都市整備部次長      藤  林  孝  幸  教育部次長                  教育総務課長事務取扱      成  田  昌  司  危機・防災対策課長 〇議事日程(第3号) 令和2年12月15日(火曜)午前10時00分開議  第1         一 般 質 問             (1)  平 松   亮 議員  質問方式②             (2)  宮 園 昌 美 議員  質問方式②             (3)  本 城 隆 志 議員  質問方式②             (4)  上 原   敏 議員  質問方式②             (5)  大 西 吉 文 議員  質問方式②             (6)  西   良 倫 議員  質問方式②             (7)  谷 村 浩 志 議員  質問方式②             (8)  相 原 佳代子 議員  質問方式②             (9)  奥 村 文 浩 議員  質問方式②             (10)  若 山 憲 子 議員  質問方式②             (11)  語 堂 辰 文 議員  質問方式②             (12)  増 田   貴 議員  質問方式② 〇会議に付した事件  日程第1(1)から(4)まで           ────────────────────── ○熊谷佐和美議長  おはようございます。  ただいまの出席議員数は20名でございます。  これより令和2年第4回城陽市議会定例会を再開いたします。  直ちに本日の会議を開きます。           ────────────────────── ○熊谷佐和美議長  日程第1、一般質問を行います。  順次発言願います。  平松亮議員。 ○平松亮議員  〔質問席〕 おはようございます。自民党議員団、平松亮でございます。  本日、たくさん説明をしますので、フェースガードで対応したいと思います。あと、またいつも時間がぎりぎりになりますので、早速質問のほうに移らせていただきたいと思います。  1つ目でございますが、市民の安心・安全、新型コロナウイルス感染症対策について、感染拡大防止策としての触媒コーティングの可能性としてお聞きしていきたい、見解を伺ってまいりたいと思います。  感染拡大の第3波が到来しているこの時期、特に主要歓楽街を併せ持つ都市においては、逼迫した医療体制及び緊迫した行政運営が求められているのは報道のとおりでございます。本市を含む京都府においても同じことが言えると思います。また先日、伺ってまいりましたが、本市近隣の総合病院でも、暫定実施の発熱外来やPCR検査場は、本来事務方の職員さんで運営をされておられます。また、最近の傾向として、明らかな中等症以上の方に限定をしたいが、容体急変の事例が相次いでいるので、応対が難しいとおっしゃっておられました。  本市においては、以前、要望いたしました非接触型体温計の常備だけでなく、パネル型顔認証付検温器の設置等、1つ先を見据えた対応をいただいていることに感謝いたしたいと思いますが、それぞれができ得る感染防止策を講じていくしかない中で、本市の公共施設においてこのような機器を現在まで導入してきたことについて、どのようにお考えでございますでしょうか。よろしくお願いします。 ○熊谷佐和美議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  平松議員におかれましては、今回の新型コロナウイルス感染症防止対策新型コロナウイルスにより支援が必要となった方々への施策等、これまでから様々な具体的な提言をいただいており、感謝申し上げます。  市においては、新型コロナウイルス感染者数はこれまで延べ46人の状況ですが、全国においては新型コロナウイルス第3波が押し寄せてきており、北海道旭川市などの新型コロナウイルス感染拡大の状況がテレビなど報道で連日伝えられ、病院は重症者病棟が満床に近づくなど、医療崩壊寸前とも伝えられております。このことは城陽市にとって決して他人事ではなく、いつ、どこで起こってもおかしくない状況であると思っております。市といたしましては、今後も気を緩めることなく、さらなる新型コロナウイルス感染症対策に努めてまいりたいと考えております。  議員ご質問の市の施設での対応につきましては、担当部長よりご答弁させていただきます。 ○熊谷佐和美議長  綱井部長。 ○綱井孝司総務部長  それでは、私のほうから、これまでの市の施設での対策や機器を導入してきたことに対する考えについてご答弁を申し上げます。  市役所やコミセンなど市の公共施設での新型コロナウイルス感染拡大防止策といたしまして、各施設により時期に若干の前後はございますが、2月に施設出入り口に消毒液を設置、4月に各課窓口に飛沫感染防止シート等を設置、8月から9月にかけまして非接触型検温器を配備、10月に顔認証付検温器を施設出入り口に設置するなど、コロナウイルス対策に努めてきたところでございます。また、窓口カウンターや階段手すり、ドアノブなどにつきましては、職員により、こまめに消毒も行っているところです。これらの取組につきましては、施設内へウイルスを持ち込まないことで市民の方々に安心して市の公共施設に来ていただけるとともに、市民、職員の感染防止に効果を発揮していると考えているところでございます。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  平松議員。 ○平松亮議員  市長答弁もいただきまして、ありがとうございます。
     今、お示しいただいたとおり、本市におきましては様々な人へと向けられた感染拡大施策が取られていることを確認いたしました。私は、今後はさらに不特定多数の方が利用する公共交通、また公共施設に対して、新たな生活様式とともに、その場を改める措置もまた必要ではないかと考えているところでございます。  具体的に提案したいのが、触媒コーティングという感染拡大防止対策の公共施設に対する施工でございます。これはどういうことかというと、抗ウイルス・抗菌効果のあるコーティング剤を噴霧加工することで、空気中に浮遊しているウイルスや菌、またアレルギー物質とも結びつき、その物質の低減または滅菌をしてくれるというものでございます。内容につきましては、具体的な事例を伺ってまいりましたので、ご紹介をしたいと思います。  京都市交通局の事例でございます。京都市交通局が所管する京都市営地下鉄全222両、市バス822両、予算規模約3億円で、全車両のつり革、手すり、ガラス、座席、壁面、扉など、車内全般に触媒コーティングを先月11月末時点で完了されておられます。当局車両課になるんですけれども、細かくお伺いをいたしますと、地下鉄が約1億円、市バスで約1.9億円の費用でございます。市バスは型に分けて、大型バス1台が12万4,000円、中型バス、これは本市のさんさんバスと同程度のバスでございますが、こちらで10万7,000円、マイクロを含む小型バスで9万円で施工されております。この金額が高いか安いかは置いておいて、この導入に踏み切られた経緯を聞くと、やはり不特定多数が乗り降りされるという乗客の皆さんに対しての安心・安全をどのような形で示すかという具現化とおっしゃっておられました。  さらに申し上げますと、民間事業者のほうはもっとシビアに考えておられまして、特に関西ではシビアな傾向があるということでございます。そもそもJR西日本の車両はこういう触媒コーティングの施工の最初とお聞きいたしましたが、その後、国交省のほうで補助金の範疇が広げられまして、京阪バス、京都バスも全車両施工済みとのことでございます。また、本市にとってなじみの深い近鉄電車も施工済みでございます。  続きまして、この効果・効用の証明としてでございますが、ルミテスターという特殊な計測器を用いまして、これによるATP検査を行い、空気中の値を施工前と施工後で実施をし、今後は3か月、6か月、定期的に計測をし続け、約5年間の効果の持続性の保証も施工業者さんのほうで担保されているということでございます。  今までの新聞発表といたしまして、効果が確認されているウイルスとして、ウイルス、細菌、インフルエンザウイルスネコカリシウイルス、ノロウイルスの代替ですね。大腸菌、黄色ブドウ球菌等に効果があるということで発表されておられましたが、先月、11月17日の報道発表によりますと、これまでインフルエンザウイルスネコカリシウイルス、ノロウイルスの代替ウイルスに対して抗ウイルス効果があることは実証されていましたが、本研究グループはヒトコロナウイルスに対する有用性を確認することにしました。ヒトコロナウイルスOC43を用いてウイルス感染阻害試験を実施した結果、99.9%のウイルスが不活化することを確認しました。これは触媒の成分がヒトコロナウイルスOC43のウイルス膜に作用して、ウイルス膜の変性やウイルスたんぱく質の変性を引き起こし、感染を阻害していると考えられます。今回の試験に用いたウイルスはヒトコロナウイルスOC43で、現在問題となっている新型コロナウイルス感染症の原因である新型コロナウイルスそのものではありませんが、新型コロナウイルスと遺伝学的特徴が同じヒトコロナウイルスです。この結果から、新型コロナウイルスに対して抗ヒトコロナウイルス性があると推測できます。  次に、一番大事なところになってくると思うんですけども、安全性への担保として京都市当局もJIS規格を用いた定量試験結果を基に仕様書を書いたとおっしゃっておりました。また、この触媒コーティングの安全性を担保でき得る試験結果、ちょっと私には全く読めないんですけども、このファイルの中に不活性化試験、品質試験、また先ほど上げましたそれぞれの物質に対する効果証明、そしてラットにおける急性経口毒性試験による安全確認書もあります。またその他、突然変異を引き起こさないという復帰突然変異試験、細胞に染色体異常を発生させない染色体異常試験、皮膚に異常が現れない皮膚刺激性試験、皮膚に塗ってもアレルギーが出ない皮膚感作性試験、またパッチテストの全ての証明がございます。  本市においても、さんさんバス、市役所所管のバス、また老センの巡回バスなど、不特定多数の乗客が乗り降りする公共交通、さらには幼稚園や保育園、また休日診療所などには気をつけて気をつけ過ぎることはないとどうしても思ってしまうところでございます。  そこで、触媒コーティングを施工されている業者さんに聞きましたところ、面積1平米当たり単価が2,000円から3,000円ぐらいが大体の相場だろうとお聞きをいたしました。例えば見積り概算でございますが、保育園全体へコーティングをするとして120万ぐらいではないかとおっしゃっておられました。本市内にも専門施工業者さんがいらっしゃいますので、対応自体もすぐに始めていただけると思います。この拡大期において、市の公共施設へさらなる感染拡大防止策の1つとしてこの触媒コーティングを塗布する必要を感じますが、見解をお聞かせいただけますでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  綱井部長。 ○綱井孝司総務部長  酸化チタン等を用いた触媒コーティングにつきましては、コーティング面に光が当たることで酸化・還元反応が働き、防汚や空気浄化、脱臭、抗菌、抗ウイルス作用等があると言われており、従来は光のよく当たる建物の外壁等に使用されてきましたが、最近では、触媒の材料を変えることで光の照射が少ない建物の内装や各種備品等にも使用されていると聞いているところでございます。また最近の研究によれば、コロナウイルスに対しても一定の除菌効果が認められた例など、発表されているところです。しかし一方で、それらの効果に関しましては、大学の研究室レベルでの研究や実験結果での定性的な効果等の報告の段階であり、効果の強度や持続性などの費用対効果も含め、その有効性の検証などに課題もあると聞いているところです。これらの新技術に関しましては製品化もされてきており、コロナウイルス対策としても期待されるものでありますので、市といたしましても、最新の動向に注視し、調査等してまいりたいと考えているところです。 ○熊谷佐和美議長  平松議員。 ○平松亮議員  ご答弁ありがとうございます。今まさに迎えているこの冬の時期は、インフルエンザウイルス等の活性期とも重なってまいります。先ほども申し上げましたが、今、誰もが自分が生活している日常の空間、場を改めるということに非常にナーバスになっていると思います。テレビが先か後か、また善か悪かは置いておいて、様々な除菌製品のコマーシャルが集中的に流されております。要はマーケティングが終わり、民間のサービスは既に全業態で始まっていると思います。例えば戸建て分譲や自動車販売における抗菌・抗ウイルスコーティング、また各企業、事業所単位でのお客様向けアピール、ひいては家庭内除菌スプレーに至るまででございます。だからといって行政も同じことを同じスピードでしなくてはならないというわけではありませんが、行政サービスも市民の皆さんの感情や感覚の一歩先を行くことで、無意識的に安心・安全につながることは個人的に多いと思っております。僕たち市民と同じ目線で想像できることをやっていっても、やってもらって当たり前。またやっていないと、まだやっていないのかと批判にもなり得ると思います。新たなことを始めるのは当然ながらしっかりとした検証、また先ほどご答弁いただきました定量試験、定量的な明確な判断基準を持って、さらに方針や指針に沿って進めていくしかなく、そのプロセスは時間を要すると分かっておりますが、今まさに迎えている危機に対して早期に検討をいただきたいと要望をして、終わりたいと思います。  次の質問に移らせていただきます。若者支援、本市の持続的発展と若者の定住、就労に向けてでございます。こちらは過日、10月27日に手交式を行い、城陽商工会議所青年部から奥田敏晴市長に手渡された提言書がございます。提言の主題は、若者のUターン就職の促進でございます。その提言書の項目ごとに伺っていきたいと思います。項目に関しては、質問通告書にあるとおりでございます。また、本年度の提言は、若者のUターン就職の促進という非常に狭義から発想をしておりまして、若者の雇用・定住を進め、本市の持続的発展に寄与するために、まずその転出してしまう、転出期を迎える若者世代に対しての施策の提言書でございます。課題であるとした背景は、昨年から全校生徒に対して実施をしている高校生のアンケート結果だけでなく、独立行政法人労働政策研究・研修機構が実施をしておりますU・I・Jターンの促進・支援と地方の活性化、副題として若年期の地域移動に関する調査結果を発案の根拠としております。  当然ながら、若者を呼び込み、定着させる前提として、第1は、さらなる大企業や商業施設を呼び込むこと、そして交通インフラや駅前整備など、大きなまちづくりの施策があって、そして本市の魅力向上、また住みやすい、暮らしやすい福祉の充実、子育てをここでしたいという教育、そして我々各事業者の魅力向上、企業努力も必要であります。ですが、今回は転出期を迎えている若者世代に対してどのような働きかけができるのかに絞って提案をしております。  また昨年度は、文化パルク城陽のさらなる価値を創造するという提言を行い、eスポーツ大会の創設など、いわゆるコンテンツの充実、また収益改善のための駐車場料金や施設利用料の改定、様々なテナントの誘致などを提案いたしました。残念ながらコロナ禍により決まっていた産業まつり時のeスポーツ大会の開催はかないませんでしたが、その他は収益改善策が実行され始めています。  今回の提言に関しても、すぐに実行に移せるものばかりであると思いますが、施策は当然ながら様々な方策の中で短期・中長期的に考えて取捨選択を迫られるものであるとも理解をしております。その中で、本市独自の施策で、予算をあまり使わず、効果の大きいもの、また各事業者レベルででき得ることは何かと、本年2月より本市の部局にもご協力をいただき、打合せを重ね、議論を重ねてきたものでございます。会議回数は、2月から数え延べ28回行ってまいりました。10月27日にこの提言書を市長のほうにお渡しをし、その後、庁内でどのように受け止められているかもお聞きしていきたいと思います。  まず1項目めでございますが、新しい企業と若者との接点の創出と提言をしております。ただ、この項目は我々事業者が自ら行動を起こして何か働きかけを行っていくという意思表示でもございます。具体的に高校生に対して実施した就職意識調査アンケートや意見交換会を通じて、学生が地元企業を知らないという声があり、Uターン就職促進を図るためには地域の若者が地元の企業がどういうものかということを知ることを満たすという必要があると考えました。実際に来年度から、動画における企業紹介コンテンツを作成しようと模索中でございます。若者目線を盛り込んだもの、また大学生などと協働して作成することを検討中でございます。また青年部の中に映像制作を仕事にしている方もいらっしゃるので、協働して進めていきたいと考えているところでございます。行政のほうにお願いすることとしては、掲載や発信する場として、市の広報などの媒体の場をお借りしたいと思っております。  また、新たな接点として城陽商工会議所、城陽市もパートナー提携をしている京都文教大学との機会をさらに増やしていこうとしております。先週の5日、土曜日も大学学部内の地域コミュニケーションのゼミのワークショップに参加をしてまいりました。来年度からは大学のインターン受入企業の会議所内での募集も始めていこうとしているところでございます。またそれと並行して、定期的に大学本校に赴いての交流会を文教大学3年次生との間で行うことなども調整をしているところでございます。  次の項目に移らせていただきます。積極的な情報発信、広報アプリの導入についてでございます。こちらは5月ごろからしっかりと研究を重ねてまいりましたので、ボリュームを持って提案し、見解をお聞きしていきたいと思います。  出身地を離れる前に、地元企業や地元の情報に触れていた若者ほどUターン就職希望が強いことから、若い世代に親和性が高く、より情報が入手しやすい環境を整えなければならないと考えます。よく情報格差というと高齢者向けの用語に思いますが、一方で、若者も対象になり得るのではないかと捉えております。なぜならば、行政情報や市民サービス等の有益な情報に対して若者は無関心であると言われておりますが、見方を変えると、単に取得できていない。または届いていないと言うことはできないでしょうか。そこに課題を感じ、提言をするために研究を続けてまいりました。また、全世代的にも情報取得の多様な環境は求められており、また社会の多様性に合わせていろいろなプラットフォームも変化してきている中で、この情報発信というものも多様化していくべきではないと考えておりますが、本市の見解をお聞かせください。 ○熊谷佐和美議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  それでは、情報発信の多様化につきましてご答弁申し上げます。  本市におきましては、ご承知のとおり広報じょうようやホームページ、SNSなどにより情報発信を行っております。昨年度の市民意識調査におきまして、市民の情報収集の方法について調査を行いましたが、社会全体の傾向と同じく、若者は広報じょうよう等の紙媒体よりホームページやSNS等の電子媒体を活用する傾向が見られました。紙媒体のニーズは依然高いところではございますが、情報端末の利用が当たり前となっている若い世代に対しまして、積極的な情報発信を行うこともまた不可欠と考えているところでございます。そのようなことから、今年度よりWEBサイトやSNSを活用した効果的な情報発信に向け、広報アドバイザーによる助言を受けながら取組を進めているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  平松議員。 ○平松亮議員  ご答弁ありがとうございます。やはり意識調査でも、10代や20代というのは顕著に傾向が出ていると思います。今、ご説明をいただきましたWEBマーケティングの世界で言うプッシュ型の情報発信を行政としても目的別、分野別に今後、推し進めていかなければならないと思います。既存のホームページやフェイスブック、インスタ、ツイッターなどのいわゆるプル型、引き込み型の広報と、一方的かもしれませんが、押し込んでいく、届けていくというプッシュ型の情報発信、この2つを組み合わせていくことが必要であると考えております。  極端ですけれども、究極に行政としてのプッシュ型の情報発信を挙げますと、緊急速報メールでございます。これは平成28年から国交省が水害・災害時の緊急連絡として携帯キャリアとともに取り組んでおられますが、本市においても、国管理河川109水系に一級河川木津川が入っていますので、本市単体で一度洪水情報のプッシュ型配信を訓練として行ってもよいかもしれません。  話がそれましたが、このアプリを用いた情報発信のメリットとして、市民の属性に応じて配信情報をセグメント化し、その層が求める情報を盛り込んだ、よりパーソナライズされたメッセージを送れるということが市民に寄り添うという意味でも新しい情報発信でございます。一例を申し上げますと、子育て世代には、例えば予防接種、幼稚園・保育園・小学校・中学校の休校情報、また最近あるような不審者情報、また年末年始の休日診療所の情報を。またこの情報のセグメントを地域別に設定すれば、地域別にごみ収集の情報、小学校区単位までセグメントを細かく分ければ、地域の行事予定や清掃活動の連絡まで届きます。要は自治会を後方支援することもまた可能になってまいります。さらに申し上げますと、その構築の度合いによってセグメントを増やしていけば、市税等の各種支払いを行えたり、市民相談や窓口相談の予約をあらかじめ取れたりと、使い勝手は無限に増やしていけます。  構築するための導入費用、イニシャルコスト等は後ほど説明をいたしますが、今、申し上げたい大切なことは、その発信したい情報自体はまた新たに作る必要がございません。なぜならば、独自アプリの開発にしても、LINE等の既存のアプリに乗っかるにせよ、各種の情報を本市のホームページだったり、広報じょうようだったり、その他の既存の広報媒体と連動的、また包括的に誘導できる仕組みを持つからでございます。その意味でも、広報アプリの有用性は非常に高いと考えられます。  ちょっと何を言っているか分からないと思うんですけども、フリップとかがあればあれなんですけども。要はこの提案しているアプリというものが1つのパッケージみたいな形でございます。その中にホームページという窓があったり、ツイッターという窓があったり、フェイスブックがあったり、広報じょうようがあったりするんですけれども、それにさらに防災とか、子育てとか、ごみ、地域の行事とか、いろんな窓を作っていけるわけでございます。簡単に言うと、おまとめサイトみたいな、一番外側のシステムを構築するというのがアプリでございまして、それを提案しているわけでございます。  実際にこの包括情報アプリ、まつさかナビと子育て支援だけに特化したまつプリというものを平成30年度から運用されている松阪市の情報企画課にWEB上での会議をお願いしたところ快く引き受けていただきまして、いろいろと教えていただきました。今年の夏の8月6日のことでございますが、ここの情報企画課の課長が非常に思いの強い課長でございまして、コロナが収束すれば伺おうと思っております。実際、情報の取扱いに関する庁内規定から導入に至った経緯、また開発費、運営費、それから導入してから現在抱えておられる課題、そして先ほど申し上げましたいろんな情報を1つのパッケージにしていますので、その中で発生してきている部局間の軋轢まで教えていただきました。議事録も本市のほうに既にお渡しをしておりますので、拝見いただいているとおり、課題も先に見えた状態でございます。  ここではコスト面の結論だけを申し上げますと、提案型、プロポーザル方式で採択された会社、これは岡山の会社でございますが、自治体導入実績も多数ございます。導入構築費用で約180万円、運営・更新を含めサブスク、定額で月に10万弱でございます。5年間の継続契約でありますが、何より職員の皆様の新たな負担が出ていないということでございます。さらにデータに関してはクラウドサービスであり、庁内にサーバーを置く必要もないということでございます。  次に、LINEを使った、LINEのフォーマットに乗っかったというほうの開発会社の調査結果をお伝えしますと、こちらもその業界では有名な会社らしいんですが、京都府はじめ都道府県なんかも採用しているアプリ開発会社でございます。仕組みは先ほどと全く同じでございまして、要は携帯の画面の中に独自アプリとして画面に存在するか、既存のLINEとか、そういうものの中に構築されているかの違いだけでございまして、導入する、構築するシステム自体は全く同じということでございます。こちらのLINEに乗っかるほうであり、先ほど申し上げましたパーソナライズ化された情報発信を行う構造で、導入費用が約100万程度、こちらも月額定額制、サブスクで約20万ぐらいになる。こちらは推測でございますが、ございます。今現在の広報媒体にも誘導ができ、なおかつこちら側で意図を持って情報を選んで発信を行えるわけでございます。  かなり説明に時間を要しましたが、情報が届いてほしい層に対して積極的かつ的確に情報発信をする広報アプリを導入するお考えはないでしょうか。よろしくお願いします。 ○熊谷佐和美議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  ただいま平松議員より、情報発信のあり方について、その必要性や多様性、そして将来的な展望を踏まえ、ご提案をいただきました。自治体の広報は伝えることがゴールになりがちでございますが、肝心なのは市民の方にしっかりと伝わることであると考えます。そのためには、時代に合った手段を活用する必要がございます。紙媒体、WEBサイト、SNSなど、時代の変遷により情報発信ツールは増えてまいりますが、伝わる広報のために自治体の広報体制も時代に合わせて変化していくべきと考えております。  そこで、今回提案をいただきました各種の広報アプリにつきましては、利便性や利用率、費用対効果などを調査・研究した上で、来年度中の導入に向け取り組んでまいります。 ○熊谷佐和美議長  平松議員。 ○平松亮議員  ありがとうございます。今、ご答弁の中で、来年度中の導入に向け取り組んでいくという力強い答弁をいただけたことにほっとしております。この形を作っていく上で、検討しなければならないことが課題として見えております。今、おっしゃっていただいたように、導入率の壁、効果測定をどうとるのか。また、どのアプリ開発会社が今後、市場の中でデファクトスタンダードを取っていくか、優位性を取っていくかという情勢もありますし、また情報別組合せの問題もあります。一番スタンダードなものは、先ほど申し上げましたように包括的なもの、市政情報はLINE内で行って、子育てとか端的なものは別アプリで構築をしていくとかいうのが一般的な取組の仕方であるように思います。さらには過去さかのぼって調べますと、平成27年に乾議員もこのアプリの開発をご提案されておりましたが、そのときに論点として挙げておられたメディアにおける双方向性をどう捉えるかということも大事なこれからの課題であると思います。システム構築的には窓を1つ作って、そこに道路損傷とか、市民からの意見とか、そういうのを投稿できるセグメントも当然ながら作れます。当時1,000万近くの導入費用というのを議事録で拝見しましたが、導入費用も非常に当時と比べて安価になってきているところでございます。  いずれにしても、先ほどお示しいただいた市民意識調査でも顕著な10代、20代、30代にしっかりと届く行政であってほしいと思いますし、またいろいろな広報のプラットフォームを作り、またそれらが相互補完していくことで、全世代的な市民に寄り添う情報発信、または受信ができるのだと考えております。今、キーワードで頂きましたしっかりと伝わる広報の構築をどうぞよろしくお願いいたします。  それでは、次の項目に移らせていただきます。ありがとうございます。3番目の項目として、若者定住を促進する支援制度といたしまして、そちらの見解を伺いたいと思います。  提言書の原文のまま読み上げさせていただきます。本市の支援制度として、市内の中小企業が求める優秀な人材の確保及び移住の促進を図ることを目的に、本市においても様々な支援制度を創設いただいているところであります。具体的には城陽市若者定住奨励奨学金制度、府・市企業立地助成制度、また先日、フラット35と提携いただきました城陽市三世代近居・同居住宅支援制度などが上げられますが、今後は、持続可能型社会・経済の構築に際し、必須課題となっている継続的な若年者雇用の取込みに特化した支援制度が必要であると考えます。  先進事例などを研究する中で、若者定住促進を旗印に、接触機会の提供に対しての支援を行っていく施策が効果的であり、例えばインターンシップ希望者、Uターン就職希望者に対してのアプローチでございます。またこの制度の受益者として、雇用主である事業者、被雇用者である就職希望者の双方に対して行うものとします。事業者に対しては、インターンシップ受入れや府外で開催される企業説明会、その他これに準ずる催し等に参加し、若年U・I・Jターン希望者を対象に、採用活動を行う事業を支援、また本提言で定義する若者に対しては、インターンシップの応募に係る労務費の提供や若年U・I・Jターン希望者の採用に係る企業訪問等を促すために、事業者が支給する旅費の一部を支援する制度が望ましいと考えます。  この示しました制度は、山口市の要綱に沿った制度でございますが、その他宇都宮市、北広島町、それぞれその地域地域で地域の実情に合った接触機会に対してこういう制度を策定されております。実際に戻ってこようかという方向に意欲が向いている若者だけでなく、企業に触れてみるという1つの契機を下支えする制度として創設を求めるものとして提案をいたしましたが、見解としてはどうでございますでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  木谷参事。 ○木谷克己まちづくり活性部参事  若者定住を促進する支援制度につきましてご答弁申し上げます。  ご案内のとおり、就労人口の定住の取組を進めることは大事な視点でございまして、市では京都城陽産業かがやきビジョンにおきまして産業・人材マッチングを重点プロジェクトとして掲げ、地元地域の様々な事業所を紹介し知っていただく取組や、雇用マッチングに係る取組などを進めているところでございます。その主なものといたしましては、地元地域にある優れた事業所やその内容を紹介するため、産業紹介誌ジョーカンを発行しております。これまで5年間で40社の事業所を紹介し、市内外の高校や近畿一円の大学に発送して、その魅力の発信に努めております。また昨年12月から配信を始めました産業支援サイトJoInTでは、現在、52社の事業所を紹介するとともに、雇用情報や新商品情報、事業者支援情報などを全国に発信しており、サイトを立ち上げましてからこの1年間で約12万件のアクセスがあったところでございます。またマッチングに係る取組といたしましては、平成29年度から城陽商工会議所やハローワーク宇治、京都ジョブパークと連携しまして、企業説明会を開催、令和元年度までの3年間で延べ11回開催し、延べ695人の就労希望者と働き手を探す事業所延べ97社の参加をいただき、89人の雇用につながっております。これらの取組につきまして、市といたしましてさらに拡充してまいりたいと考えているところでございます。  議員ご提案の若者の事業所への企業訪問等を促す助成制度の創設につきましては、産業人材マッチングの手法の1つとして考えるところでございます。現実に目を向けますと、過去に京都駅前で開催いたしました企業説明会での就労希望者の参加状況が芳しくなかった実態、また地域にお住まいの市民の方でも地域の企業が何をしているのかご存じないという実態もございまして、ご提案の事業効果について調査・研究が必要ではないかと考えるところでございます。市といたしましては、若者に城陽で働きたいと思ってもらうためには、個々の事業所も含め、市全体の魅力を高め、選ばれるまちにならないといけないと考えるところですが、これは行政だけでなし得るものでなく、官民一体となって様々な取組を進める必要があると考えております。今後さらなる産業基盤の強化と産業振興策について、事業者の皆様、とりわけ若い事業者の皆様と積極的に意見交換をする中で、引き続き検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  平松議員。 ○平松亮議員  ありがとうございます。今、お示しいただきましたいろんな支援策であったり、JoInTを含め企業説明会等、いろんな政策を展開していただいていることに感謝いたしたいと思います。このUターン部分に特化した制度というのは、当然ながらどれだけの効果があるか分からないというところもございますので、引き続き類似した制度の研究を続けていきたいなと思っているところでございます。  一番最初にお伝えしましたこの提言書の発案は、若者がまず何を求めているかという視点から発想をしております。我々事業者がこうすればやってくるだろうという視点と実は、ずれがあるのではないかというところから発想をしております。ある意味、一方で今の若者の生態や行動に関していろいろ様々な意見はあると思いますが、顕著に現れているのは、冒頭お伝えしました労働政策研究所でUターン希望者において行政支援ニーズは何かという質問、アンケートに対する答えが、希望者への仕事情報の提供が最も多く、その次が転居費用の支援、また無料職業紹介となっております。地元就職を考える理由は、家が近い、住みやすい環境、慣れているでございます。またこれは高校生のアンケートと今後始める大学生のアンケートでは、地元企業に求めることは職業体験が最も多く、次いで企業見学、またその職業になるための紹介となっております。要はこの提言書の流れのとおり、まず若者に知ってもらおう。そして届くような情報サイトを構築していこう。言い方を換えると、ちょっとした支援をしていこう。そして若者の実態調査を今後も続けていく中で、何が有効なのかを考えていこうという流れでございます。  したがいまして、4つ目の官民学連携のプラットフォーム構築について見解を当初はお聞きをしていこうと思っておりましたが、実際もう既に動き出していることがございますので、ご紹介をしたいと思います。  この提言書の原文で言いますと、若者支援に関して言うと、官民の間で実質的なパートナーシップを構築するには至っていないと考えます。官と学、官と民、民と学では様々な取組や協議が行われております。しかし、この2者間ではなく、官民学の3者間で協議し取り組むことによって、今までにはなかった新しい視点での取組やアイデアが生まれると考えます。具体的には官のほうで主導していく事業の計画段階の立案に関して、民間のアイデアや知見を十分生かせておりません。また、民間企業間同士でも異業種との接触の機会は少なく、コンソーシアム形成に課題があります。問題点は、どちらの発展にも寄与する次世代の若者を取り残した形で進めていることでございます。だからこそ若者の動向を知る教育機関を入れた3者間での独立したプラットフォームを構築し、中立的な立場から官・民・学の円滑な信頼関係の構築を支援し、それぞれの特徴を併せ持った活動を展開していくべきであると考えます。  そこで、地方創生を次世代で担っていく若者の出先と迎え先である3者間で、地域とともに歩み、地域に貢献する人材を育成するといった意義を掲げる会議体の創設を最後に提言したいと思います。  ということで、10月27日にお渡しをさせていただきました。その後、実際に青年部のほうでも1つ目の項目で上げましたように、若者の目線から見た風景で施策の発案を始めなければならないということで取組を始めております。昨年度からの高校生全校生徒のアンケートを来年1月にまた実施をいたします。アンケート調査は全校生徒総数約1,700人ほどでございます。またパートナーの京都文教大学3年次生へのアンケート、これは3年次生の学内就職ガイダンスを今月8日、10日に行っていただいております。約200名ほどのアンケート結果をいただける予定でございます。またその学生に対するアンケート情報の相互共有をし、高校・大学とそのつながる若者の意識調査としてまとめようとしております。また平成29年8月21日に、この本議会でも高校生との意見交換会というものをしていらっしゃったということを拝見しました。すごいすばらしいしつらえだなと思いました。実際にどのように感覚的にまちを見ているか、人を見ているかというものを具体的にこの議場を使ってのすばらしいしつらえだと思いました。ああいうものも含めて、若者の現在地を知り、今後の事業者としての取組を発案する例会を2月9日に行います。したがいまして、本市の関係する部局にも引き続きこのプラットフォームの構築に対し参画をいただき、また積極的に関与いただけるようにお願いをして、一般質問を終わらせていただきたいと思います。本日もありがとうございました。 ○熊谷佐和美議長  午前11時5分まで休憩いたします。         午前10時54分     休 憩         ──────────────         午前11時05分     再 開 ○熊谷佐和美議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  宮園昌美議員。 ○宮園昌美議員  〔質問席〕 おはようございます。  1年ぶりの登場でございまして、1年前は中学校のクラブ活動の質問をしました。それから1年たちまして、今回は久世校区の自治会のほうから出ました交通に対する請願の件で質問をさせていただきたいと思います。  お願いをしてから約2年たとうとしておりますけども、若干の進行具合は確認をしているんですけども、なかなかこういう問題は難しい問題であると思っております。結論的に言えば、総論賛成・各論反対というのが典型的に出てきておりまして、困ったものやなと思っておりますけども、行政のほうは一生懸命やっていただきましたことを感謝申し上げておきます。  それで、今回は流れについて、どのような手法で、どのような形で、どのような意見があって、結論はまだ出ていませんけども、どのような方向に向かっていくのかということを質問させていただきますので、よろしくお願いをいたします。  大体城陽団地線というバスは、平成7年10月に開通したそうでございます。僕は、何であの路線をバスが通ったのかというのはいまだに不思議でございまして、聞くところによると、8万を超えようとする城陽市にそういうバスが1台も走ってへんのかというようなことがあったかなかったかというような話を聞いたこともありますけども、とりあえず城陽駅から城陽団地、尼塚のほうを通って一周するバスが走っておりまして、皆さんからは空気を運んでいるというように揶揄されまして、僕らも乗れよと言いながら、なかなか乗る人が少なかったということで、平成25年に廃止になりました。その前に、鴻ノ巣線とか、いろんなさんさんバスができてきまして、最後の最後まで皆さんで一応乗る活動はしましたけども、なかなかまだその頃は皆さんまだお若いのか、乗る機会がなかったか知りませんけども、なかなか乗っていただけなかったということで廃止になったということで、それから数年がたちまして、皆さん高齢化になってきまして、やっぱり要るんじゃないかなということで、様々な考え方をお聞きしまして、請願というような形で出てきまして、検討を行政の方にお願いをしたところでございます。  ちょっとこれは僕も意外と困ったのが、自治会長さんが3人替わられております。最初に請願を出された方、中間の方、今の方で、なかなかそのときの最初の方と次の方と次の方と、ノリというのか、そこまでの熱心さがだんだん消えていくというような、それはどうしても仕方がないことで、自分たちが言い出したことと、次引き継いだものと全然違いますのでね。そういう面も多少あるかと思いますけども、そう言いながら、いろいろと会議を重ねて今までやってきていただきました。  それで、質問といたしましては、今、若干私のほうから申しましたように、今までの経過、どのような形をとってこられたのか、お聞きしたいと思います。 ○熊谷佐和美議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  ただいま宮園議員は、バス運行の歴史の中でいみじくも平成7年スタートとおっしゃっておりました。平成7年はまさしく文化パルク城陽ができた年でございます。そして城陽の人口が翌平成8年に8万6,000、これがピークでございます。まさしくご指摘のあったその時代の説明を今、していただいたものと思っております。  宮園議員におかれましては、久世校区の自治会連合会長として地域と行政の架け橋となり、日夜ご活動されていること、また今回は、公共交通の請願の取組として自治会との話合いに参加され、また調整役としてご尽力いただいていることに深く感謝申し上げます。  ご案内のとおり、本市は、新名神高速道路の全線開通に向けて産業誘致など大きく変化を遂げていくさなかにありまして、東部丘陵地のプレミアム・アウトレットには大勢の観光客が来店されるなど、流入人口の増加が見込まれています。こういった新たな人の流れや市民の高齢化が一層進む本市にとって、公共交通は大きな課題の1つであります。今回の請願に対する反応は、地域が主体となった取組として先例的であり、今後の課題解決に向けての貴重な材料になると考えております。  個別には課題もあると確認しているところですが、詳細につきましては担当部長からご答弁申し上げます。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  続きまして、私からご答弁申し上げます。  平成30年第4回定例会で、久世校区の4自治会から提出された交通の手段についての請願におきまして、担当課と自治会で話合いの場を持つこととして採択されましたことから、翌年2月に第1回目の話合いを行い、現状や需要を把握するためのアンケートを実施することといたしました。令和元年5月に第2回目の話合いを行い、市から提示いたしましたアンケート案の内容及び実施方法などを確認し、7月に久世校区4自治会を対象にアンケートを実施いたしました。その後、令和2年2月27日に第3回目の話合いを行い、4自治会に対してアンケート結果の報告を行い、また3月の建設常任委員会においてもご報告をいたしました。アンケートの結果を踏まえ、今年10月7日に第4回目の話合いを行い、特に移動手段を望まれておりました緑ケ丘自治会と上大谷友が丘自治会の近くを通るよう、一般のバス路線である大久保宮ノ谷線について、下大谷バス停から大谷バス停までの一部区間を市道103号線から都市計画道路北城陽線である市道1101号線へ変更し、バス停を新設するルートをご提案いたしました。現在は、自治会として了解いただけるか否かの確認をお願いしているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  宮園議員。 ○宮園昌美議員  そのように私も聞いております。市長が、文パルができたのが平成7年で、このバスが走ったのが7年、一緒なんですね。初めて知りました。そういう文パルがあるのにバスがないというのはおかしいかもしれませんね。あの頃まだ文パルには多分バスでは行けなかったような気がしますけどもね。それでも、城陽駅まではバスが行ったということで、斬新的なことだったと思いますけども。私もあんまりあのバスに乗った経験がなかったもので、同じ久世校区においても地区によっては全然関係のない自治会もございますし、切実な思いを持っておられる自治会もございますので、いろいろ温度差がございまして、そういう中でいろいろとご苦労をおかけしております。  それで、アンケートを取っていただいたということですけども、そのアンケートの回答からどのようなことが読み取られたでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  まずアンケートの回収率が75.1%と非常に高く、4自治会における交通手段に対する関心が高いことが分かりました。次に、新たな交通手段の必要性があると感じておられる方が約60%、特に必要と感じていない方が約40%となっており、必要と感じておられる方が多いものの、必要と感じていない方も一定数おられることが分かりました。  次に、住民のニーズといたしましては、買い物には週に3回か4回、病院は月に3回未満、公共施設には月に3回未満の方が多い結果となり、週に5日以上利用される方は少ない結果となりました。また、鉄道駅としては近鉄大久保駅、バス停では下大谷を利用される方が多い結果でありました。これらのことから、経常的に多くの方がバスを利用されるとは考えにくく、定時・定路線での新たなルートの設定は難しいと考えます。 ○熊谷佐和美議長  宮園議員。 ○宮園昌美議員  一時、請願が出る前にいろいろと自治会のほうと意見交換をしたときでも、いろいろ様々な意見がございました。大久保まで城陽団地からバスを通せとか、新市街地のほうまで回して、文パル、アル・プラまで行けとか、すごい意見がございました。僕らも誰が乗るのというような反論もしてたんですけども。実際にそういう声もあった中で、こういうことをまとめていくというのが難しいなと思いながら、結果待ちというような形で結論を待ったんですけども。私もアンケートの結果を読まさせていただいたんですけども、本当にばらばらな、多種多様な要望がございまして、これをまとめるのは大変やなというような感じがいたしました。  こういうことが出る前に、5年か6年前に一度上大谷自治会で、自分とこの自治会に京阪バスを回すという、一回北のほうに上がってぐりっと回って、もう一回友が丘に行くという案を自治会でアンケート調査をされたことがあったんです。そのときは僅差で反対が多かったということで、それこそ自分の家の前を通るのはかなん、来てもらうのは構へんけど。団地の中の人のほうは賛成、ちょっと道路側の人は反対というような形で、僅差でそれは。京阪バスもそのときもオーケーしていたんですけどね。そういうことがあった経過もございまして、今回も似たような結果になってきつつあるんですけども。その中で最終的にどのような手段が候補として上がったのかなと。最初から決まっていたのか、いろいろな手段が考えられたのか、その辺をお答えいただきたい。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  まず公共交通に対する市の基本的な考え方につきましてですが、平成27年度の城陽市高齢化社会における地域交通の在り方検討有識者会議におきまして、古川校区と青谷校区にて新たな交通手段の施策を考えるべきとの提言がありましたが、その他の地域については一定確保されているという結果でございました。また、当該地域を運行していた城陽団地循環線におきましては、利用促進の周知を行いましたが、利用人数が少ない状況から、先ほどおっしゃいましたように平成24年9月に休止に至った経過があります。このことから、新たな交通手段や路線新設等は行わないことが前提でございます。しかしながら、この地域には既存の運行路線である京都京阪バス大久保宮ノ谷線が通っていることから、ルートの変更の検討を行ったものでございます。  今回のアンケート結果で、緑ケ丘自治会及び上大谷友が丘自治会から交通手段を必要と感じるご意見が特に多かったことを踏まえまして、京都京阪バス及び警察とルート変更案について協議を行ったものであり、その他新たなルートなどを検討したものではございません。 ○熊谷佐和美議長  宮園議員。 ○宮園昌美議員  私もこの案が出たときにさすがやなと思いまして、一番金のかからん方法やなと思いまして、すばらしいなと思いましたけども。もうちょっと違う案が出るのかな、タクシーとか、ほかのルートとか出るのかなと思ったんですけども、見事にこういう案が、一番やりやすい、賛成さえあればやりやすい方法だと私も思っております。  それで、京阪バスを利用して、1つ新しい駅を作って迂回をさせるというコースのメリットとデメリットを教えていただけますか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  まずこの案に対しますメリットといたしましては、交通手段について多くの要望がございました緑ケ丘自治会と上大谷友が丘自治会の近くを通ることと、それに伴いバス事業者としてもバスの利用客が増加する見込みや幅員の広い道路を通ることによる走行性の向上が考えられます。さらに新たなルートの新設ではなく、車両や運転手に対する事業費が大きく増えないことが挙げられます。次にデメリットといたしましては、若干運行距離が延びることに伴い、バス事業者に運行経費の負担が生じることと、利用客といたしましては乗車時間が少し長くなること程度に加えまして、バス停の設置やバスロケーションシステムの改修、路線経路図の貼り替えなどに係る経費が挙げられます。 ○熊谷佐和美議長  宮園議員。 ○宮園昌美議員  私のメリットは、ちょっと遠回りですけども、友が丘のバス停まで行きますと、あそこから城陽市どこでも行けるんですね。文パルも行けるし、アル・プラも行けるし、当然城陽駅も行けますし、近鉄寺田駅も行けるしね。そういう面では、このルートは本当にいいかなと思っております。  それでもう一つ、もしもこの要望を市民の方が受け入れられたら、料金的な体系を、確か今、さんさんバスも乗り継いだ場合にはそのまま150円で行けるように聞いておりますので、そういう方法というのが可能なのか、ちょっとそれは違うバス会社を使うから駄目なのか、その辺はいかがでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  友が丘バス停での乗継ぎについてのご質問をいただきました。大久保宮ノ谷線の友が丘バス停と城陽さんさんバスの友が丘バス停が近接しておりますことから、議員のお尋ねのとおり、乗継ぎが可能であると考えます。乗継ぎの時間等も見る中で、周知する方法につきまして検討していきたいと考えるところでございます。ただ、乗継ぎ料金のことにつきましては、バス事業者の考え方も含めまして、調査・研究をしてまいりたいと考えております。 ○熊谷佐和美議長  宮園議員。
    ○宮園昌美議員  今、お答えいただきましたこの案に関して、自治会にお聞きになったかと思いますけども、いかがでございましたか。乗継ぎができるという、そういうメリットを聞いて、自治会の方は、それはいいなとか、そんなことはせえへんでとか、どのような反応でございましたか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  今のご質問の中の乗継ぎができるということについての周知につきましては今後、検討いたしますけれども、現在、自治会のほうにこういう説明等をしてはおりませんので、今後、提示していきたいと考えるところでございます。 ○熊谷佐和美議長  宮園議員。 ○宮園昌美議員  最近、3代目というのかな、上大谷友が丘自治会の自治会長さんとこの前の防災訓練をしたときにお会いしまして、どうですかと話したら、えらい疲れたような顔をしたはりまして、大変みたいで、ちょっと数的には正確かどうか知りませんけども、どうも沿線というのか、道路付近の方の賛成・反対の度合いが、正確ではないんですけども、100が賛成で40ぐらいが反対。全体で言うたら280ぐらいの世帯数があるんですけども、約四、五十世帯が反対。当然沿線になりますし、家の前を通ったり、止まったりするからだと思うんですけどもね。そういうことがございまして、なかなか今、難しいかなというふうな感じがしているんですけども。  もう一つ提案なんですけど、これも自治会にはちょっと言うてあるかと思いますけども、まず東行きのときに、当然、上大谷ルートを通っていただきまして、左に迂回して、そのままずっと友が丘方面に行って、帰りしなはいつもどおりの帰りのルートで帰って、直線で久津川、大久保のほうに行く。そういうことをすると、沿線の人の影響というのは半分、2分の1に減るわけですね。バスが通る回数も減るし、騒音というのか、そういうのも半分になりますし、ちょっと若干迂回、変則的なルートになりますけども、そういうことは考えられないでしょうか。その辺ちょっと今、自治会のほうにもお話しされているかもしれませんけども、その辺の反応はいかがですか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  先ほどの中でありましたけれども、まず市の提示案につきましての自治会の反応につきましてご説明させていただきます。バス路線の一部変更につきましては、上大谷友が丘自治会の中を走行するルートでございますことから、そのほかの自治会からは賛成の答えをいただいております。上大谷友が丘自治会におかれましても賛成の方が過半数を超えていると聞いておりますが、現状でも坂道であることからスピードを出して走る車が多く、事故も起こっている状況で、さらにバスの通行により交通量が増えることでの安全性への不安や騒音・振動の問題など、一部反対の声もあると聞いております。これらのことから、先ほど議員もおっしゃいました総論的には賛成であっても、各論となると反対される方がおられることから、バスのルートを変更するにはこれらの方のご理解が必要であると考えているところでございます。  そして、先ほど議員からご提案がありました変更するルートでございますけれども、京都京阪バスに運行可能であるということは確認しておりますし、自治会においても検討課題とされておるところでございます。いずれにいたしましても、沿線住民の方々のご理解が必要であることから、そこをクリアさえすれば、その案で進めることが可能となります。 ○熊谷佐和美議長  宮園議員。 ○宮園昌美議員  ぜひともその辺は粘り強く説得していただければと思います。今は反対しておられる方は若干まだ元気じゃないかなと。あと5年、10年したら、絶対また言われます。またバス通せと言われます。決まっております。今回も上大谷さんがこれだけ反対されるのは、自分のとこを通るから反対なんですよ。あと城陽団地さんと緑ケ丘さんと下大谷さんは自分とこを通らない。100メートル、200メートル歩けば、ちょっと上り下りはありますけども、歩けばそこまで行けるという点があるので、そんな反対は起きないという典型的な状況が起きたなというふうに私は感じております。  最近、役所が賢いなと思うのは、防犯カメラですね。あれは自治会の要望でつけられますね。あれは賢いですわ。あんなんを普通に役所がつけまっせと言うたら、絶対反対しはりますわ。下大谷で知っている人に言うたら、知らんうちについてるねんと言うたはりましたけども、自治会がつけてくれと言うたら、役所としては、はいはいとつけはりますし、また街灯もそうですわ。街灯も1回うちもつけてくれと言われて、調べてもろたら、ここは駄目です。既に明るいですと言われました。ああいうのは本当に自治会の総意というのを確認して実施をされておりますので、本当にスマートなやり方で、賢いやり方だと思いますけども。今回のバス路線なり交通手段に関してはなかなか反対の方もいらっしゃるし、また反対を無理やりにやるべきことでもないでしょうしね。  しかしながら、今のコロナと一緒で、まあ、わしは大丈夫やろうと、平気で皆うろうろしております。しかし、自分がその身になったときにはそれは大変やというような形になりますので、それと似たような雰囲気かなと思っております。そういうことがある中で、もうちょっとですけども、部長、頑張っていただきまして、よろしくお願いいたします。  それからもう一つ、城陽市高齢化社会における地域の交通の在り方検討有識者会議、これは平成27年に立ち上げられて、いろいろ結論が出て、その中に久世校区の東部の北のほうは入ってなかったという結論が出たわけですけども、これは27年ですし、もうぼちぼち何か基準を考えるときが来ているのか、もうちょっとこの基準を守っていくべきなのか、その辺の見解は、先のことでなくて現在の考え方で結構ですよ。ぼちぼち考える必要があるのではないかなというふうに思いますね。それと、特に城陽団地とか緑ケ丘、あの辺は坂というのがございまして、坂をどのくらい、地図だけで見たら駅から何百メートルというような感じで見られるかもしれませんけど、坂を勘定したらちょっと考える必要があるんじゃないかなと思いますけど、その辺の考え方、現在の状況で結構でございます。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  市内全域の公共交通につきましてのご答弁になりますけれども、さきの一般質問とかでもご答弁させていただいていますけれども、アウトレット等東部丘陵地などの新たな流入人口もございますことから、そういったことも踏まえまして、今現在住んでおられる方の公共交通もひっくるめて、両方のことを考えての公共交通を考える時期ではあると思いますけれども、そういった人口というか、流入人口の流れもやはり予測した上で検討していく必要があるというふうに考えているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  宮園議員。 ○宮園昌美議員  この件についてはこれで終わりますけども、せっかくこれだけの4自治会さんが3回も4回も集まっていただきまして会議されて、役所のほうも大変ご苦労されてここまで来ましたので、ぜひとも納得していただいて、バスが通れるような形にぜひともお願いをしたい。こんなこと言うたら怒られますけども、それがもしも最悪駄目な場合でも、円滑に、円満に終結するように、自治会でもめんように、ぜひともそれはお願いをしておきたいと思います。よくそんなのが後でしこりで残るところがありますので、よろしくお願いをいたします。じゃあこの件はこの辺で終わりにさせていただきます。  次に、同じような交通手段なんですけども、市内の時間帯無人駅についてということでご質問させていただきます。  過日の日刊紙に、無人駅全国で48%の見出しが目に入りました。駅員が終日いない無人駅がこの20年間で1割増え、全体の50%近くになっていることが国土交通省の集計で分かったそうであります。経営が厳しい地方鉄道に加え、都市部では一部時間帯に限った無人化も進んで、駅員に不在になり、乗り降りに支障を訴える障がい者も少なくなく、国土交通省は鉄道事業者向けのガイドラインを作り始めたそうでございます。城陽市域においても、近鉄3駅、JR3駅があります。過日、聴覚障がい者の方から大変困ったというお声をお聞きしました。バリアフリー法でも、無人駅で事業者が障がい者のために取り組むべきガイドラインを作るよう国に求める附帯決議がついたそうです。来年までには鉄道会社向けのガイドラインを作られるそうでございますが、やっぱりいろいろと特に障がい者の方が困っておられるように聞いております。  その聞いた話では、4件か5件聞いたんですけども、もう誰もいない、ICOCAか何かの件でうまいこといかなかったので、その方は改札を乗り越えて乗った。次、向こうの駅で処理してもらったとか、そういうことも現実に起きているそうでございますし、またICOCAか何かしたら10%安くなるとか、そういう処理がなかなか障がい者の方は分からなくて、聞こうと思ったら誰もいはらへんというようなことを結構聞きますので、今回、これは行政がどうのこうのする問題ではないんですけども、これはあくまでも事業者と市民、利用者の問題なんですけども、何か行政がお手伝いすることがないかなという思いで質問をいたしておりますので、よろしくお願いいたします。  今、城陽市内における6つの駅をどのように状況を把握しておられるでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  市内鉄道駅の無人となる時間帯についてのご答弁でございます。  まずは近鉄の各駅からご答弁申し上げます。久津川駅につきましては、駅員の配置時間は9時30分から12時30分までとなっております。次に寺田駅ですが、駅員の配置時間は6時30分から最終までとなっております。次に富野荘駅ですが、駅員の配置時間は15時から17時30分までとなっており、3駅ともそれら以外の時間帯は無人となっております。  次に、JRの各駅につきましてご答弁申し上げます。城陽駅につきましては、無人の時間帯はございません。次に長池駅につきましては、駅員の配置時間は7時30分から19時までとなっており、それ以外の時間帯は無人となっております。次に山城青谷駅につきましては、駅員の配置時間は7時30分から19時までとなっており、それ以外の時間帯は無人となっております。  人員不足と働き方改革により、鉄道事業者によりこのような対応をされていることを確認しております。無人の時間帯の対応といたしましては、インターホンによる遠隔対応とされており、どうしても必要となった場合は近鉄は大久保駅から、JRは宇治駅から職員の方が駆けつける対応とされているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  宮園議員。 ○宮園昌美議員  それなりに配置はされていますけども、こういういろいろな障がい者の方がうまいこといはらへんときに行ったというような感じを受けるんですけども、それなりに対応してはると思います。昔、私らの田舎なんて、駅員なんてほとんどいなかったところですけども、今はちょっと立派な駅になっておりますけども。そういうことが、健常者の方は何にも思わなくて普通に利用できるんですけども、こういう障がい者の方においては大変だと思っております。  今日も新聞、昨日の夕刊でしたか、最近、東京のほうでホームドアが不整備で、1週間早く作ってよと言うていたら、あそこのところから昨日か何か転落して、目の悪い人が亡くなっておられます。そういうこともなきにしもあらずでございますので、ぜひともできることがあればと思って質問をしております。  次の質問がちょっと福祉絡みになるかと思いますけども、障がい者の個人の方にそういう情報を、例えばAさんという方に、JR、近鉄、こういう駅はこういう時間帯は駅員さんがいらっしゃいませんよ、この時間は外して利用されたほうがいいですよ、そういう連絡をしてあげる、そういうことはできないものなのでしょうか。ちょっと単純過ぎる質問ですが、お願いします。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  駅の無人となる時間帯について、個々の障がい者の方に対して情報提供することはできないのかということでございますが、そういった相手様の個人の情報、住所等になると思いますけれども、それにつきましては障がい者手帳の所有者として京都府から提供されておりますので、市として把握はいたしておりますが、これにつきましては手帳申請の際に収集される情報ということでありますので、原則それをほかの用途に活用することはできないために、そうした個人宛てに通知を送ることは難しいというふうに考えております。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  宮園議員。 ○宮園昌美議員  俗に言う個人情報。よく書いてありますね、この情報は目的以外には使用しませんというふうによく書いてある、そういうのがございますけども。それでは、個人にはできなかった場合に、私も聴覚障がい者の方の、ほかはちょっと知らないんですけども、サークルとかそういう集まりをなさっておりますし、今は協会もあるように聞いておりますので、その団体なり、そういう協会を通じてお知らせする。この駅は何時からいてないよと、そういうことは可能でしょうか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  そうした障がい者支援団体等を通じての情報提供でございますが、これは市内に複数の団体、サークル等ございますが、これは各団体、サークル等とも調整をいたしまして、市としてどういった周知依頼ができるか、これについては検討はしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  宮園議員。 ○宮園昌美議員  ありがとうございます。ぜひともそういう形で可能な限りで結構でございますので、それが100%できるかというたら、ちょっと僕も大変だと思います。  それでもう一つ、これもざくっとしたお願いなんですけども、広報にこういうことがお知らせできるのかどうか。1事業者の言うてみたら私的な事業ですね。事業者のそういうことを、この駅は何時から何時まで無人駅ですよとか、そういうことを広報でお知らせするということは、これも可能か不可能か、ちょっとお伺いします。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  城陽市の広報紙への掲載というふうになると思いますけども、民間の鉄道事業者の情報になりますので、事業者側からの発意、あるいは依頼が基本となるものでございますが、現在全ての鉄道事業者から、事業者側からの情報提供を受けているわけではございません。市といたしましては、そうした事業者からの要請がございましたら、その目的や原稿、広報の内容等を見まして、適切な所管部局において受付をいたしまして、掲載はできるものというふうに考えております。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  宮園議員。 ○宮園昌美議員  要請があれば、ぜひとも実施していただきたいと思います。やはり僕自身でも、最近、電車に乗ったことがありませんので、どういう状況なのかも分からないし、そういう面では普通の人もときどき利用されるときにそういうのがあれば便利やと思いますので、ぜひとも可能な限りやっていただけるように、これはお願いをしておきます。  今回は、交通の件について質問させていただきましたけども、こういういろいろなことを聞いていますと、年いったせいかもしれませんけども、もうちょっと皆さんが広く、大きく、寛容な心を持っていただければ、こういうコロナ対策にしろ、もうちょっといろいろなことができるんじゃないかなということを最近つくづく思います。コロナについては若い人たちもぜひとも協力をしていただきまして、今回の交通の問題につきましては、森島部長以下職員の方、もう一頑張りお願いをしたいと思います。  以上で終わります。 ○熊谷佐和美議長  午後1時10分まで休憩いたします。         午前11時48分     休 憩         ──────────────         午後1時10分     再 開 ○熊谷佐和美議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  本城隆志議員。 ○本城隆志議員  〔質問席〕 本城です。それでは、一般質問を始めたいと思います。  昨日、今年の漢字というのが出まして、密という、隠密という言葉もあるんですけども、今年は密にならないようにというコロナ対策での漢字でありましょうか。密というものは秘密にしたいこともあろうでしょうけども、ここで聞くことはどうしてもオープンにしていただくことが必要だろうという形で皆さんに質問しております。ただ、時代の流れで、個人情報とかいう言葉が出てきて、そういう部分ではなかなか出しにくい、表現しにくい部分もたくさんあろうかと思いますけれども、ここで質問することにできるだけお答えいただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  ところで、一般質問の通告の締切りの日に、新聞にも、あるいはいろんな情報にも流れてきたのが、城陽の応援大使のちょっとした出来事なんでしょうけれども、その中で、東京に住んでおられる方なんですけども、酒に酔ってしまって、よそのマンションかお家に入って、車をぼこぼこにしてしまったということで、本人はその後、帰って分からなかった。後で防犯カメラ等で調べたら、その人が取調べを受けて、認められたということであります。  城陽の応援大使の設置要綱というのがありますけれども、もう一度その中身を考えていかなければなりませんので、取り寄せました。取り寄せるというても事務局からいただくわけなんですけれども。今朝も市議会のOBからもちょっと電話がありまして、叙勲をもらっても、あと大変なんよ。ひょっとしたら、何かしたら返上することもあり得る、そういうものが叙勲だ。応援大使はちょっと違うでしょうけれどもという話なんですけども。叙勲をもらう方は大体70過ぎた人で、もうゆっくり人生落ち着いているから、どこどこへ行って何かするということもほとんどない方なんでしょうけれども、それでも活動されている方は、常日頃の行動に自覚を持ち、慎重にされているということなんでしょうけども。  城陽の応援大使でありますけれども、比較的若い方にお願いして大使になっていただくんですけども、これから何十年という活動をしていくという中で、現役でずっと続けられる仕事もあれば、競技歴なんかになってきますと5年、10年、あるいは受賞してすぐ終わってしまう場合もあるでしょうし、そういう方々に対していつまで応援大使になるかといいますと、年度で区切っているところもあるんでしょうけども、事件を起こした、あるいは事件をこういう形で指摘されたときに、その方からもうやめますと言っていただけるのか、あるいはこちらからお願いするのか、あるいはもっと年度ごとまで待ってしまうのか、そのあたりが私は一番気になりましたので、まずそのことから聞きたいなと思っておりますけれども。  今、応援大使はどの方がおられるか、何人おられるかとか、そのあたりから教えていただきたいと思います。 ○熊谷佐和美議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  まず応援大使、今の誰にということでございますが、きょうと城陽応援大使につきましては、現在、プロボクサーの寺地拳四朗さん、作家の望月麻衣さん、指揮者の藤岡幸夫さん、プロサイクリストの三船雅彦さんの4人を応援大使として任命しているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  この方々が地域では著名な方だというふうには私は知っておりますので、ただ、全員とお会いしているわけではございませんので、新聞とか、あるいはテレビとか、報道関係の記事なんかで知っているわけなんですけれども。今回の報道されたことに対してどこまで把握されているのか、お聞かせください。 ○熊谷佐和美議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  報道の範囲でしか存じておりません。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  今の言葉は、答弁、何の意味やちょっと分からないんですけど、もう一度聞きましょうか。先ほど言いましたけども、新聞にも出ておりますので、そのことで応援大使の方が、ここに名前、先ほど言われた方の中で報道されたことは十分把握されていますかと聞いたんですが。 ○熊谷佐和美議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  先ほど申し上げましたように、我々報道の範囲でその情報を知り得ているということでございます。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  報道の範囲といいましても、直接本人からかかってこない以上は知らないという形で押し通すという形の件なのかなと思うんですけどね。報道以外でどうやってこれを知り得るかというたって、報道しかないでしょう。報道が事実でないというのなら、それを確認もされていなかったのかな。理事、どうされたんですか。何も確認を取ってないんですか。 ○熊谷佐和美議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  市としてマスコミの情報しか今現在、得ておりませんし、日本プロボクシングコミッションの対応もいまだ示されておらないことから、現時点で市として何ら動くと判断する状況にはないと考えております。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  そこまで知っているじゃないですか。報道って、報道は彼が車をぼこぼこにしたという報道しか入ってないんです。それ以上のことを知らないというよりも、あとコミッショナーかなというのは、それは難しいですね。試合が中断したんでしょう。皆さんも行かれる方、予定していた方は、これは試合が中断したからもう駄目ですよという形で連絡は来てないんですか。 ○熊谷佐和美議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  今のご質問と応援大使と直接何の関係があるのかちょっと理解できませんので、ご答弁を差し控えさせていただきます。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  関係あるて、応援大使の任命という形で来ていますから。どう判断するか、これまでの活躍をどう判断するかでしょう。今後もどうされるかということでこれ聞いているわけでしょう。私は、どこでぼこぼこにしたかというのは新聞にないから、打合せでそちらのほうから、タワーマンションの中やというふうに聞いたんですが、そこまで知っておられるんですか。知っておられたらもっとはっきり分かるでしょう。報道以外でも知っているわけでしょう。お答えいただきたいと思います。 ○熊谷佐和美議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  今回の件、特に事件化もされておりませんし、市としてそのような事情聴取を求めるというような権利もございませんので、報道された範囲の情報しか我々は知り得ておりません。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  これは私だけが思ったんじゃないのでね。ほかの方も結構関心を持っておられるから電話がかかってくるわけでしょう。報道でしか分からないという形でいくなら、これからそういう問題が出てきたらどうするのやという想定の下で、それぞれの応援大使もちゃんと日々の生活、行動をしていただかないかんのじゃないかなと私は思っておるんですよ。そのあたりどう思われますか。もう一度答えてください。 ○熊谷佐和美議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  応援大使のいわゆる解任基準を設けてはどうかというようなご質問やと理解いたしますが、機械的に判断できるものではございませんので、やはりその起こった出来事の状況や影響度など、これはケース・バイ・ケースに合わせて判断して、個別に判断するしかないものと考えております。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  そこまで答弁できますやん。してるじゃない。ケース・バイ・ケースなんです。それはそうなんですよ。だけど、初めは何も答弁しなかったでしょう。私が質問項目をもっと細かく書くとこれまた大変やから、そこまで書いてないんです。これまでの活動の中で評価されたから応援大使になったということは理解しますよ。だけど、こういうところって、どこも報道が遅い。あるいはこの前、奈良のボクシングのほうの会長さんも大変でしたね。対応が遅れれば遅れるほど大変なんですよ。やっぱりこの方だけじゃなしに、全体の信用も落としてしまうという可能性が出てきますから、それはやっぱり対応を早くするということを考えていかなければ駄目やと思うんです。待っていたら、3月で任期が切れますからね。毎年の任期やと思いますので。それですっと変えてしまうとなったら、これどうなるんですか。やっぱり城陽市としての対応をしっかりして、本人にも確認を取るという、その毅然としたものがなければ駄目やと思うんです。それこそ一部の人たちの密がここにあるような感じがしてならんのじゃないかなと思っております。  それから、ほかの方にもこれから任命していきたいというふうに思っておられると思うんですが、どういう方が任命されるかというのはまだ候補は多分上がってないと思うんですけど、プロ野球の選手とかも名前が出ていますし、それから俳優さんでもしっかりした人が、名前が出ている方がおられるんですけれども、いろいろ交渉なさって、本人が嫌やとおっしゃったというふうなこともちょっと仄聞しておるんですけれども。やはりもっと城陽のPRのために大使を増やすとかいう気持ちでないと私は駄目やと思うんですが、しかし、ふだんの生活というのは大変だなということを思いながら、今後どうされるのか。ちょっとその辺、今後の新しい大使を任命されるか、それと先ほどちょっとお答えになったけれども、事件が起こったというだけじゃなしに、やっぱりそういう報道をされるときに、どう対応をしたらいいか、相手ともお話ししていくかどうかのことも含めて聞かせてください。 ○熊谷佐和美議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  まず応援大使に何かのトラブル等起こった場合ですけども、それにつきましては、様々な状況を勘案した上で慎重に判断をしていくということになります。今後のことについてでございますが、本市は、これまでベッドタウンから新たな城陽、NEW城陽へと市の様相が一変してまいりました。市の魅力を広く内外に知らせ、多くの人の理解と認識を高めることが必要であり、市の成長戦略の中でもPR施策が重要と考えております。京都城陽応援大使はその一役を担うものであり、本市にゆかりがあり、愛着を持たれ、市のイメージアップに寄与すると見込まれる方がおられましたら、今後も積極的に任命してまいりたいと考えております。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  今の答弁は何もおかしないんです、私から見てね。だけど、今回の場合、あんまり使わないインターネットで調べさせてもらったんですけど、彼のこのニュースに対して80ページからのそれぞれのいろんな国民からの支持や、あるいは批判というのがあったんですけど、全部読み切ったんですけど、ほとんどがチャンピオンとしてあるべき行動じゃない。中には若いから仕方がないよという声もありましたけど、それを全部プリントアウトするには大変やったから、30枚ぐらいしかプリントアウトしなかったですけども。だけど、こういうところがこれからの城陽市の課題かな、あるいは彼の課題かもしれませんけども。それを乗り越えてやっていくからこそ世界チャンピオンとして大成するのかどうかというところかなと思っておるんです。  アメリカのプロボクサーも、この前シルバーで試合をされたタイソン選手なんて、何回も刑務所に入ってますよ。それでも出てきてはボクシングの試合に出てこられる。それぐらいのことがあるわけですから、やっぱり1回しくじったところで、もう一回復帰できる、それぐらいの根性がないと、ボクシングの世界は務まらんのじゃないかなと思うんですよ。ですから、これはこれとしてやっぱりはっきり、私は今回、聴いていただくように、ご助言をいただくようにお願いしたいんですが、いかがでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  繰り返しになりますけれども、諸般の状況を鑑みた上で、慎重に判断してまいります。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  あなたの言う諸般の事情というのが分からない。だから、諸般の事情というのはどっちでもとれるような話ですよ。だからどっちもとれるんじゃなしに、私は議員としておやめになったほうがいいんじゃないかなということを申し上げて、これはこれで終わっておきましょうか。
     それから次、新型コロナウイルスについて質問させていただきます。毎日テレビを見ていますとコロナウイルスの話ばっかりで、ニュースの最初はコロナウイルスだということであったんですけども、どれが効く薬かというたって、ワクチンも本当に効くのかどうか分からないし、それから検査だって中国製、ロシア製が出てきたけども、十分に調査あるいは実験できているかどうかも分からんけど、1日も早く打ちたいという気持ちは分かるんですけど、それでいいのかどうかとか、それからPCRの検査キットも出てきて、これが本当に有効なのかどうか。学者の中ではウイルスは変化する。毒性も強くなってきている。アメリカの特に今回のウイルスは毒性が強くなってきたんじゃないかなという形でこの前も新聞には載ってたんですけども。このPCR検査というのは、そのときのウイルスに効くのかと思ったら、いや、ほかのウイルスにも効いてしまうらしいですね。陽性反応が出てしまう。だけど、それしかないというなら、それにしがみつくしかないのかなと思ったりもするんですけれども。なかなか学者でも意見が分かれているところなんです。学者の意見が分かれているけども、意見に今の統一性がない方はもう排除されてしまうということも言われているわけです。そのことで先生から言われまして、今回質問の事項に上げたんですけれども。  このPCRのキットがいつのものなのかどうかも分からない。それの検査で十分できるのか。あるいは人の体を地球に例えたら、ソフトボールぐらい、あるいは野球のボールぐらいのウイルスをどうやって検出できるのか。それが大変なことなので、だけど、今これしかないのかどうか。ちょっと私もなかなか分からないんですよ。分からないけど、やっぱり聞いてみたいなというところがあります。かというて、国を信用しないわけにもいかない。しているんですけれども、ほかの情報もテレビの中でいろんな情報が交差されている中で、今、Go Toトラベルの問題もあって、何とか経済も復興させてやりたいから、自分もトラベルに行きたい、あるいは食事もしてあげたいと思っているけど、それも昨日から駄目な報道が出てきましたね。12月の27か28ぐらいから駄目だと。東京、大阪なんかは食事も今、一時的に駄目ですから、これこそ経済との両立でどこかの矛盾を感じる。だけど、日本の首脳陣は何やっているのやという声ばっかりが出てくるんですけど、誰がやったって難しい。だけど、国の言われたとおりにやっていて、それが後から考えて駄目やと思ったときにどうするのか。いろんな対策も練れるような、いろんな情報を取り込んでもらうのも城陽市の仕事じゃないかなというところで、今回の質問になっております。  城陽市も京都府の言いなりだけじゃなしに、単独で。(発言する者あり)まだ聞いてない。単独でやってもらっていることもあろうかと思うんですよ。だけど、他の市町村もどこまでやっているかという情報も必要だと思うんです。どれぐらい取れているのかなということからまず聞きたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○熊谷佐和美議長  河合危機管理監。 ○河合寿彦危機管理監  京都府とか他市町村の状況ということでございますが、府内の感染状況、PCR検査の状況、また京都府における今後の対応等につきましては、防災テレビ会議システムを通じて京都府感染症対策本部会議の開催の都度、あるいは京都府のホームページからリアルタイムに把握をいたしております。また感染状況につきましては、京都府が報道発表の内容を保健所を通じて各市町村に連絡をいただいておりますが、他市町の状況につきましてはそれぞれのホームページ等での公表内容を個別に確認しているという状況でございます。なお、PCR検査の状況とかにつきましては、府全体の状況を公表されておりますが、市町村ごとの状況は公表されておりませんので、把握をいたしておりません。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  夕方のテレビを見ていまして、この検査キットができた、あるいはワクチンができて、皆さんコメンテーターはすぐ一番に打ちたいですかと言われたら、ワクチンも、いや、私は後からでいいですよと。コメンテーターがそういう言い方をされているわけですよ。ほんまにワクチンの信用性があるのかどうか。いや、コロナウイルスにかかりたくはないけれども、あれだけイギリスのワクチンがPRされていても、やっぱりまだ信用できない。そしたらロシア製を打つか、中国製を打ちたいかというたら、誰も打ちたいとは言わなかった。そういうコメンテーターばっかり集めているのかといいますと、テレビ番組が違っても同じようなことを言っていますから、本当にこういう部分ではワクチンの変化というのも皆さん気がついていると私は思っておるんですよ。  大変なのは、この検査キット、PCR検査キットですけども、どこの国の製品が一番安全なのか、ただ単に上から与えられたものをするのか。この前、体操の内村選手が検査で陽性が出て、すぐにまた陰性になったということで、同じキットなのか、あるいは違うキットを使って出たのか、それも分からないんですけど、どういうふうな形で。事前にもちょっと打ち合わせしてやっていましたら、皆分からへんようなことを言うていましたけど、あれからも分からなかったですか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  今のお話はPCR検査の種類であるとかのことでございますね。ワクチンの種類でなくて。PCR検査につきましては幾つかの方法が、PCR検査以外にもウイルス感染の状態を調べる幾つかの検査があるというふうになっています。その中で、厚生労働省が指針を示しておりまして、その中で最も信頼性が高いということでPCR検査が主流になって使われているということになっております。ちなみに、そのPCR検査の精度ということについても示されておりまして、申し上げますと、日本臨床微生物学会の資料によるんですけれども、新型コロナウイルス感染症の患者を正しく陽性と診断する基準、これは70から80%とされています。また、いずれの検査にも偽陽性、偽陰性が起こり得ますので、新型コロナウイルス感染症かどうかの判定、これは臨床状況や感染患者との接触歴、これらと合わせて行うという必要があるというふうになっているものでございます。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  言うてみたら国のお墨つきがあっても、70から80%の確率でしか分からない。つまり20から30%の人はちょっと分かりにくいなということでしょう。だから、分かってももう一度受けるようなことをしていかなければならないのかなということになってくるんじゃないかなと思うんですが。だけど、市販のキットでもそれはある程度分かるけれども、海外渡航とかそういうのにはそれは駄目ですよということになっているようですけども、海外渡航とかにいざ行かんならんときには、今、言われた国のお墨つきのあるキットでないと駄目よということですね。だけど、ほとんどの方が自宅待機、陽性でも体の調子がおかしくない方がほとんどなんですから。そのキットにコロナウイルスだけが反応するんじゃなしに、ほかの病原体、あるいはウイルスも反応するのかどうかということが言われているのですが、そのことの確認もできますか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  私、その検査の精度の数字は申し上げましたけども、ウイルスがどの程度ということはちょっと承知しておりませんので、よろしくお願いします。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  コロナに関係ない、ほかの風邪のワクチンですね。その病気が今、減ってきているような形で、コロナに皆集中して、密になって人との接触が少ないためにほかの風邪が移りにくくなったということでありますけれども、だけど、そういうものもそこの陽性反応に出てくるという。これは難しい問題かなと思っておるんです。  それと、何人の方が、たくさんの方が亡くなった。日本よりもよその国では亡くなったんですけど、それはコロナで亡くなったのか、あるいは普通のちょっとほかの病気を持っていましたら、誤嚥性の肺炎になったりとかする可能性もあるんですけど、その検査もできずに、ほとんどコロナウイルスでの死亡となっているんですが、日本の状態もそうなんでしょうか。死後の死体の検査、これができているのかどうか、教えてください。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  申し訳ございません。国のほうが発表をいたしております状況だけで、それの根拠であるとか、その後の処置であるとかは、申し訳ありません、承知はいたしておりません。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  そういうことで、国の中でほとんど処理してしまって、本当の大事なことが下りてきているのかどうかの判断もできない。だから、下りてきてないということじゃなしに、判断ができないということで私は考えておるんですけども。そういう意味で、コロナの対策というのはこれからも大変なことになろうと思うんですけども。一番知っておかないかんのは、コロナのこのウイルスというのは生物じゃないのでね。生物でなかったら何やろうと思うんですけど、化学物質でもないし、だから、この対策というのは本当に難しいなと思っておりますけれども。祈るしかないところも私の中ではあるかなと思っておりますけれども。1日も早いこういう問題の解消をしていかないかんのですけども。私たちの体の中には、DNAの中には、過去にいろんなウイルスが入って、それを克服してきて、人間の体になっているということも聞きますので、1日も早い克服しかないかな。そのためにそれぞれの努力を期待しておりますので、この質問はこれぐらいにしておきたいと思っております。  次に、保育について伺いたいと思います。  前回もちょっと保育所のことで聞きましたけれども、子供たちが城陽市内の、民間も公立もそうですけども、保育所に子供を預けて、安心して子供が保育できるという状況にあるようなPRをどこもしているんですけども、本当にそういうことで理解はよろしいでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  保育園の保育といいますのは、児童福祉法に基づきまして市が責任を持って保育所に委託をして行っているものでございますが、法令等に基づき、保護者に代わりまして保育をするということで、その中で社会通念上も客観的な対応を基本に、安心して保育を、お子様を預けていただけるように努めているところでございます。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  法令というのはいろんな条文があるので、全部それを私、読み切っていないので分からないんですけど、教えてください。  安心して保育所に子供を預けていくということになってくると、子供が何らかの関係で急病を発病したから救急車で病院へ行くとかいうときは仕方がないとして、ただ単に子供は元気だけど、その子を誰かが連れていくとなったときに、その処置の仕方というのはどういうふうになっているのか、教えてください。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  まず冒頭の法令ということですけれども、児童福祉法でありますとか、子ども・子育て支援法等々いろいろあります。中身について申し上げますと多岐にわたりますので、今、手元に詳しい資料がありませんので控えさせていただきますけれども、基本的には保育の指針というものがございますし、それに基づいて保育を行う。そういうことの中で保護者の方に安心して預けていただけるように努めていくということで申し上げたところでございます。今、連れていくというふうにおっしゃいましたけども、これは例えば保護者の方でありましたら保護者、登録している保護者ですね。お迎えに来られたら子供さんをお渡ししてお帰りいただく。中にはその保護者の方が来られない場合というのもございます。そうした場合は保護者の方から事前にご連絡をいただいている。あるいは来られなければこちらから連絡をとって確認をする。その場合には場合によりますけども、その保護者の方からの要請に応じて違う方にお迎えに来てもらって、子供さんをお家に連れて帰ってもらうというケースもございます。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  今、答弁いただいたことは、もともと私もそのことは分かっていたことです。今回伺いたいのは、児童相談所が連れていくときに、あるいは警察が連れていくときに、保護者に連絡したかどうかの確認をどう取るか。現場へ直来られたときに、身分証を見せたからそれでいいのか。警察の身分証を見せたらそれでいいのか。あるいはほかのところで緊急に身分証を見せたらいいのか、どう確認を取るのか、そのあたりはどうなっておるんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  ちょっと細かい現場での詳細対応は私も承知してない部分があるんですけれども、保護者のそういうふうな連絡・確認なしにやられるケースもあるようには承知しております。そういう場合でも、法律に基づきまして正当な行為として保健部施設として行わなければならない、対応として行っている場合があるように承知はしております。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  つまり正当な行為かどうかの判断を言うてみたら保育所に、園長さんがおられない場合もあるでしょうから、担任の保母さん、あるいは保育士さんが、どこまでその人がその公的な方という確認を取れるか、その基準も何もないんですか。それとも、私はこういう者ですと言われたら、はいと言って渡すんですか。普通だったら、親に今、来ておられますけれども、どうしますか。渡していいですかと聞かないんですか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  もちろん議員もさっきおっしゃいました身分証明書等々で当然相手方を確認して、妥当かどうか、正当かどうかの担保を取った上での引渡しになると思います。その段階で、保護者に連絡・確認するかどうかということでございますけども、これにつきましても、その事案・事情・背景によりましては、確認をしない場合もあろうかというふうに思っております。それは例えば児童相談所というふうに例をおっしゃいましたけども、児童相談所からの確認というのは、私どもは承知しておりませんが、私どものほうから確認するということはいたしておりません。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  この時代に、なりすましというのが結構ありますからね。だから、身分証明証の偽造も含めて、あるいはパスポートの偽造の事件とか結構あるでしょう。今、家庭にオレオレ詐欺なんていうのは、警察を名乗ったり、銀行を名乗ったり、あるいは保健所を名乗ったりしてやっていますし、それから家庭に行ったってそれがちゃんとした手帳なのか、身分証明証なのか、どうやって確認取るのかというたら、皆そうやと思ってしまったからお金を渡したり、いろんなことをしているわけでしょう。だから、一番大事なのは、その親が安心して預けている保育所なら、親に連絡を取るのが普通でしょう。だから、児童相談所の案件が全部正解と取れるかどうかの問題も確認を現場でしないと、安心して預けられる保育所には私はならない。だからそのマニュアルというのはしっかりないと、これからも来られたときに、いや、これは私とこのマニュアルでは児童相談所が何を言われても確認は取れません。取れるだけのものをちゃんとくださいとか、あるいは園長が了解を取らなければ駄目だとか、いろんなことが想定されると思うんですが、そういうものが今までなかったんですか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  先ほどのご答弁、私どもが答弁しました。ちょっと飛ばした形で申し訳ないのですけれども、いきなり突然何の前触れもなく、関わりもなく、例えば児童相談所の職員さんが来られることはまずございません。例えば仮に城陽市民の方でありましたら、そこに至るまでにそういう市民であるということで、市の関係機関もこれまで関わった児童相談所であるとか、保健センターであるとか、関係機関が関わった中で、その方のケアなどをずっと続けてきたという実態がございますので、その中で児童相談所の職員さんであるということの関係性はそこで確認もできておりますので、身分証明書だけで確認してということじゃなくて、これまでの関係性の中で引き渡すことが正当であるということが担保できますので、そういう対応をしておるものでございます。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  何か後で付け足しで言っているような状況もあるんですよ。だから、保育所としては、保健所が関わっているかどうかのところまでは詳しく保母さん、保育士さんは分からない。1人の子供のこと、あるいは複数かもしれませんけれども、それを保健所がどこまで関わっているかというたら、個人情報がお互いに広げていかないと分からないような状況にもありますからね、多分分からないと思うんですよ。児童相談所は保健所に先に声をかけてそっちに行くとかしませんから、だから保育所が保健所に電話して聞くのか、それもしているかどうかの問題はありますけれども、どうやってその確認を取れるかという、そうしていかないかんだろうということをあなたはおっしゃっていますけど、どうやって確認取れているかどうかの確認が今からやったら取れますか。もし何かあったときにでも。そのことがちゃんとマニュアルでないと、想定していますだけではやっぱり駄目でしょうね。マニュアルがちゃんとしたものがないと、子供を預けるという信頼度が薄れてくると思う。やっぱり保育所というのは、親は自分がお腹痛めて産んだ子供の命を守りたい。だけど、集団の中に入っていくために保育所も幼稚園も必要だろうと思って、幼児教育から入れているわけでしょう。そこに安心感がないとあかんし、それからその子たちが卒園したら、今度小学校へ入り、中学校へ入り、学校教育でも同じことが言えると思うんですよ。この子供が小学校でぽっと連れていかれたけど、児童相談所やと言われたら、ああそうですかと渡してしまうのかというたら、そんなこと学校はなかなかできないんですよ。また校長先生のあたりはそういうレクチャー的なものを管理職として受けているでしょうけど、一般の教師までそこまで受けているかどうかというのはなかなか難しいな。保育士の皆さんがそういう事前の学習を受けているかどうか、研修を受けているかどうか。ただ法律にあるから分かっているんだということにはならんと思うんです。  急に来られたら、皆、右往左往しちゃうでしょう。だけど上から言われたと言われたら、児童相談所は京都府ですから、京都府から言われて、私がそんなことよう止めませんと言うてしまうかもしれません。だけど、児童相談所がやっていることが100%正解かどうかなんていうのは、これは私も入っていたら児童相談所というのは正義の味方やと思ったんですけどね。だけど、1,000人のうち1人でも助けることができなかったら、この正義は崩壊してしまうぐらいの児童相談所の対応かなと私は思っておるので、これをお聞きしているわけです。  どなたということは言いませんので、どこまで子供たちを守れるかどうか、その決意を教えてください。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  子供さんを守るということにつきましては、様々な法令等の中で規定もされております。実際に仮にですけれども、ご家庭の中で子供がちゃんと養育ができないという家庭、一般的にはよく暴力であるとかそういうことも言われておる中でありますけれども、それ以外にもいろんなケースの中で養育ができないというふうな場合には、その子供にとって何を守らなければいけないのかということもございます。それは公的な機関が守るということもございます。そういった中で児童相談所による一時保護という制度もございます。そういったことになっておりますので、あらゆる関係者がその子供にとって最低の利益、最大の権利を保障するために動く必要があるというふうに考えております。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  個人の名前とか個人を指定しなかったから、そこまで答えていただいたと思うんですよ。だけど、児童相談所が必ず誰もが100%正解だと思いたいんですよ。児童相談所に家庭の崩壊したところ、あるいは暴力があるところ、あるいは育児放棄をするところに対してしっかり指導ができない、子育てができなかったら児童相談所に入っていただくというのは私は正解だと思っているんです。そういう子たちがたくさんいることも確かですね。だけど、そうでないところがあるとしたら、どうするかということです。  警察においても、この前、大津の看護師さんが病院での殺人罪という格好で10年ほど留置されて帰ってきて、また裁判を起こして、最高裁まで行って、また戻して、そんなことではなかったということになっていますね。警察は謝ってない。淡々と仕事をしただけですよという感じです。一部が謝ろうとしたら、今度ほかのところから止められる。何でいうたら、警察がほかのところでしょっちゅう謝ってられないからかもしれませんけど。児童相談所だって、全国で間違ったことをやっているとこってないんですよ。少ない。たくさんあるでしょうけど。この前は、明石市の児童相談所が、あそこは明石市が児童相談所を委託を受けて自分ところの町で設置していますけど、市長が謝っていましたね。  今回、城陽の件においては、児童相談所は中身を言わないんです。引き取っている子供の健康状態が分からない。そのままほったらかしてあるんですよ。親に対して、判こを押しなさい。つまり予防接種やいろんな手術もしたいから、判こを押しなさいと言っているんですけど、判こを押してしまうと、向こうの言いなりで帰ってこないかもしれない。家庭を見ますと、別にどうもないんですよ。私が家庭を見て、それから民生委員さんにも頼んでいますし、社協のメンバーにも頼んでいるんですけど。これは児童相談所の人が見たらおかしいけど、普通の人が見たらおかしくない、大丈夫な家庭だと。これをどう判断するか。  やっぱり行政というのは一人一人の家庭を大事に見守ってやる、あるいはアドバイスしていく、し切れないときにはどうするかということをやっていかなあかんのに、その行動・行為を放棄して一時保護してしまう。拉致してしまうということになってしまうと、やっぱり児童相談所なんて、こんなのあっていいのという気持ちになりますね。別に児童相談所がなかったって、ほかのところにそういう処置ができるところがあればいいんですよ。これは個別の問題として本当に人権問題にも関わってくるし、それから障がい者の差別にも関わってくる問題です。それをうちは児童相談所の権限がないから言われたとおりですよ。警察も入らない。普通の家庭で本城の家おかしいよと言われたら、それで子供を連れていかれますよ。それと同じことをやっているんです。  ちょっとこれは児童相談所さんに対して、私は今回、これが終わりましたら、拡声器を持ってやらなしゃあないなと思っていますよ。選挙以外で拡声器を持つことというのは運動会しかなかったんですけど。やっぱりそれは大久保の駅前とかでやっていかなあかんと思っていますので、そのあたりで城陽市にはうるさくさすことになるかもしれませんけども、じっくり法令とか政令とかだけじゃなしに、それが正しいかどうかも含めて検討いただきたいなというふうに思っております。  ところで、今年はこれで12月ということで最後でありましたけど、少し時間が余っているので、ちょっとほかのことを申し上げて、終わりたいと思います。  文化パルク城陽のセール・アンド・リースバックが、原告側が控訴棄却ということで最高裁で負けたということでありますけれども、私の判断は、裁判所の判断が、今ちょっと質問で言ったように、最高裁で判断があっても死刑の判断が覆るような時代でありますし、これが必ず正しい問題だというふうに取っておりません。行政がやらなあかんことは淡々とやるべきでありますけれども、やっぱり地方自治法というものをしっかり遵守しながらやっていくということを私たちは念頭に置きながら絶えず行動したいし、私たち議員もそのことをやっていかなければならない立場にいると思いますので、そのことを申し上げて、今日は終わります。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  午後2時10分まで休憩いたします。         午後1時54分     休 憩         ──────────────         午後2時10分     再 開 ○熊谷佐和美議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  上原敏議員。 ○上原敏議員  〔質問席〕 失礼いたします。市民ネット城陽の上原敏でございます。  今から見始めた方ですとか、今、議場に入ってこられた方には伝わりにくいかと思うんですが、まだ独特の雰囲気が残っているような感じがいたしまして、いつもと違うプレッシャーを感じているところでございます。少し30年前の高校時代の社会の授業を思い出しまして、30年以上前、18歳ぐらいですね。授業の中で、本校出身の数少ない議員ということで、名前を挙げて高校の先生から習った方がおられまして、その方とまさか30年たって同じ議場に席を並べて続けて質問に立つとは夢にも思っておりませんでしたんですけども、高校の大先輩に敬意を表しつつ、私は私なりの議員像を目指して頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。ということで、項目に入らせていただきます。  1項目めは、私の住まいます深谷校区で、学校以外で唯一の公共施設のひなたぼっこについてでございます。この質問に関しては、同じ地域を地元とされます一瀬議員から度々質問されておりまして、今回質問に立たれませんので、ないやろうと思ったはったかもしれませんけど、ほんならお前やるんかいと思ったはるかもしれませんけれども、入れ替わり立ち替わり議員がやるというのは、逆にそれだけ地元での関心が高くて思いが強い施設というふうに理解いただきまして、何とぞよろしくお願いいたします。  そもそも一瀬議員が9月議会で強く強く要望されまして、加えて追って地元校区といたしましても要望書の形で改善をお願いしたにもかかわらず、返ってきました回答が、地元からすると非常にぬくもりのないとしか思えないような回答が返ってまいりましたので、正直少しかっと来てしまいまして、これはちょっと黙ってられんというような気持ちもありまして、質問に加えさせていただいたという面もございますんですけども、その後のいろんな機会で何度かお話合いをさせていただきまして、かなり行き違いですとか、誤解は解消されたかと思っておりますので、本日はぜひ前向きなご答弁が頂けると期待して、質問に入らせていただきます。よろしくお願いいたします。  まずこのひなたぼっこ、地域子育て支援センター・多世代交流施設ひなたぼっこでございますが、来館者、利用者の方々に対してどうやって来られましたですとか、何に乗って来られましたか、あるいはどこを通ってどの道順で来られましたかといったような交通手段ですとか来館ルート、こっちからこう来てといったようなことを集約する調査、アンケート等が実施されたことはございますでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  地域子育て支援センターひなたぼっこに関するご質問をいただいております。ひなたぼっこにつきましては、平成27年12月に、旧深谷幼稚園跡地に移転・新築されましてからちょうど丸5年が経過をいたしております。コロナ禍の中ではございますが、事業の縮小等を余儀なくされ、そうした中ではございますが、多くの市民の皆さんに親しんでいただきご利用いただいておりますこと、大変うれしく思っております。引き続き感染対策を徹底しまして、安心してご利用いただけるよう努めてまいりたいと思っております。  上原議員におかれましては、開館当初からひなたぼっこの運営に対しましてご支援、ご協力を賜っておりますことに対して、心から御礼を申し上げたいと思います。  さて、ご質問、ひなたぼっこへ来館される方々への交通手段などを把握するためのアンケート、これを実施したのかというご質問でございますが、現在までにアンケートを実施したことはございません。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  実施されていないということですね。これはぜひやっていただきますようにお願いしたいと思います。お願いしておきます。  今、いただきましたように、5年になるわけでございます。大分施設も認知されてまいりまして、そろそろ利用に関するいろんな利用者の動向も一定の傾向が表れ始めている頃だと思います。後ほどの話題にもつながりますけれども、周辺環境含めて、施設の利用状況はどれも前向きに改善を進めてほしいところではございますけれども、まずはより多くの方の利便性につながることから、何かということをつかんで、優先順位が高いことから取り組んでいただくということも必要になってくると思いますので、その意味でもぜひ実態の把握という意味で、調査アンケートをよろしくお願いしたいと思います。  また、質問は通告制ですので、これは質問ではなくて要望のみにとどめさせていただきますけれども、できましたら利用者のアンケート調査だけではなくて、周辺にお住まいの方々の声もできましたら拾っていただきますように、お願いをさせていただきます。  これはまた後ほどの話題にもつながるんですけれども、一旦話を変えさせていただきます。9月の定例会で一瀬議員も触れておられましたけれども、施設建設前の地元の方々との時間をかけた話合いの中で、ひなたぼっこは将来的には隣接する公園、深谷第3児童公園なんですけれども、その一体的な利用も考えていくという構想があったはずでございます。将来的にはということでございますんですが、将来に向けて現時点でどの程度まで一体化の構想が進んでいるか、具体化されているかをお伺いしたいと思います。隣接する第3児童公園との一体的な利用に関して、現時点での進捗状況と今後に向けた進め方について、現状をお聞かせください。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  ひなたぼっこに隣接いたします深谷第3児童公園との一体利用について、進捗状況、今後に向けてのということでのご質問をいただきました。ひなたぼっこにつきましては、地元地域の皆様から頂きましたご提言によりまして、先ほど申し上げました平成27年12月に開所いたしたところでございますが、開所に向けましては、子育て支援に加えまして、地域や多世代の方々が気軽に利用できる施設とするために協議を重ね、ご意見をいただきながらこれまで整備を進めてまいったところでございます。その中で、深谷第3児童公園に隣接している優位性を考慮した施設も建設することとのご提言をいただいておりまして、公園とひなたぼっこの一体利用に向けた対応も図ってきたところでございます。具体的に申し上げますと、もともと旧深谷幼稚園は園舎が北側、園庭が南側に配置をされておりましたが、ひなたぼっこの整備に際しましては、協議を重ねる中で、旧深谷幼稚園とは逆でございまして、建物を南側、交流広場を北側に配置することによりまして、公園と交流広場のつながりに配慮するとともに、樹木もできる限り撤去をしたものでございます。また開館時間帯につきましては、公園につながる門扉は鍵を開けておりまして、ひなたぼっこから公園へ、また公園からひなたぼっこへの出入りは自由に行き来できる状況となっております。現在、ひなたぼっこが実施する事業におきましては、深谷第3児童公園を利用した事業は行っておりませんが、今後、地元や関係団体のご意見、ご意向を伺います中で、一体利用に向けた検討を進めていければと考えております。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  正直なところは、5年たった今に、一体化利用に向けた対応も図ってきたというご答弁は、正直残念な気持ちはございます。今は向けた対応ではなくて、一体化の一環として具体的にこういうこととこういうことをやっています、やりますという話が本当は聞きたかったというところはお伝えしておきます。具体的にはというと、公園につながる門扉は開いていて、自由に行き来ができるというのが今のところ具体的なことだということでございます。確かにそうだとは思いますけれども、もっと進んでいてほしい、もっと具体化していてほしいという思いがあるのはお伝えしておきます。  先ほどご紹介いただきましたように、私はこの施設の開館当初からということでお礼いただいて恐縮なんですけども、開館するちょっと前ぐらいから地元の役をいただいている関係でいろんな会議にも出させていただいて、非常に勉強させていただいたわけですけども、私ですから期待もちょっとという思いですけども、もっと以前から、幼稚園がなくなった時点からここをどうするのやろうというときから話に加わってきた方々からするともっと強い思いを持っておられると思いますので、その方からすると、何でや、もうちょっとという思いがきっとあると思いますので、その思いもくんで、今後、取り組んでいただきますように、よろしくお願いしたいと思います。  そういうことで100点満足という答えではありませんけれども、今日はあえてこれ以上は私からは言わないでおきます。私からは、今、言葉の中で、今後、地元や関係団体のご意見やご意向を伺う中で、一体利用に向けて進めていくと言っていただきましたので、これを重く受け止めさせていただきまして、ぜひ地元、関係団体、いろんな方の意見やご意向を伺って、これから一体利用に向けてしっかりと前向きに取り組んでいただきますようにお願いをしておきます。  今からできることをテンポよく前向きに進めていっていただくということをお願いしたわけですけども、そういうことを地元の方々にしっかり伝えますけれども、そういうことの一環で、まずそういうことをしていくためには少なくとも一体利用というか、まずはそもそもこのひなたぼっこと公園間をスムーズに安全に行き来できんことには、一体化も何もないと思います。まずはスムーズに行き来できんことには、それからこうやって使おうとかいう話が初めてできるわけでして、そういう状況でまずそういうところからお願いしたいというとこでございまして、今現在、公園から施設につながっていく部分は、当然子育て支援センターなわけですから、子供ですとか赤ちゃんを連れて来館される親御さん、お母さんとかもおられるわけです。ですけども、そこが、ちょうどそこに行くところが大変凸凹で、大変歩きにくいところでございます。一瀬議員もおっしゃいましたけど、当然ベビーカーの方もおられるということで、非常に大変なわけです。大変なんだけども、やっと何とか行ってひなたぼっこに着いた、やっと門がある、やっと入ろうと思ったら、そこにとどめを刺すようにそこが見事に段差になっているわけです。これはベビーカーを押している方は絶対に行けませんので、まずそういうところからぜひ取り組んでいただきますようにお願いしたいのですが、どうですか。お願いします。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  ひなたぼっこの裏門から深谷第3児童公園に移動する際に、裏門を出てすぐのところに、ただいま上原議員からもご指摘がございました、敷地の高低差に伴う段差があることは私どもも確認をいたしておるところでございます。ひなたぼっこにおきましては、多世代交流の機能を高めるために、かねてから設置に向けて準備を進めておりましたが、地域子育て支援・多世代交流施設連携協議会、略してひなたぼっこ連携協議会というふうに呼んでおりますが、これを先月、11月30日に発足をしたところでございまして、この連携協議会の皆様からも同様のご意見を伺っているところでございます。ひなたぼっこを管理しております福祉保健部といたしましては、裏門から出入りされるひなたぼっこの利用者の方の安全確保、利用者の観点からどのような対応ができるのか、公園管理部署、都市整備部とも相談をいたしながら、その対応を検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  何とぞよろしくお願いをいたします。まず今、申し上げましたようにスムーズに安全な行き来ができないようでは一体化も何もあり得ませんので、まずそういうところからよろしくお願いいたします。  ここでも最初の話につながるわけですけども、アンケートとか調査をぜひ実施していただきたいというのは、もし今、その裏の入り口、そこから来られる方が皆無だというのだったら、優先順位が下がってもある程度しょうがないと思うんですけども、ですので、いかにどういう状況かというのでアンケートをぜひしてくださいという話になるわけですけども。ですけど、調査してもらっても、このルートから通ってくる方が皆無ということは絶対にありませんので、地元民として断言してもいいぐらい。当然ベビーカーを押してくるお母さん、子供さん連れの方の話もしましたけども、施設の北西部に住んでいる方々がひなたぼっこに行こうと思ったら、車でできるだけ行かないようにしてくださっている方が多いですので、駐車場が少ないので、歩いていくとなると、基本的にはここが主のルートになっていますぐらいのとこですので、ぜひそういう観点でよろしくお願いいたします。
     ご答弁の中にもございましたのであえて触れますけども、コロナの影響もありまして、ちょっと今になったというのは疑問符がつきますけれども、とにかく今、おっしゃっていただいたひなたぼっこ連携協議会が立ち上がったということは、これは率直に評価させていただきます。この連携協議会の場でそういう意見もあったということも拾えると思いますし、また言ったようにアンケート等も活用していただいて、様々な方の声を拾い上げていただいて、そして少しでも反映させていただきまして、よりさらに皆さんに愛され、喜んでいただけるような施設ひなたぼっこを目指して、今後とも取り組んでいただきますようにお願いいたしまして、次の質問に進ませていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次の質問に移りますけども、福祉保健部長におかれましては、答弁の所管は外れるとは思いますけども、私の思いの中で次の分野も福祉の分野でございますので、ぜひ一緒に考えながら聞いていただけたらというふうに思います。プレッシャーをかけているわけではなくて、福祉先進都市の部長さんですので、1部門の部長さんなんですけど、福祉先進都市の部長さんですので、いろんなところに福祉がかんでいってほしいという思いでございますので、引き続き何とぞよろしくお願いいたします。  高齢者の方も多い私の地元の地域の話題、そして子育て中の親御さん方を対象とした話の後は、これも担当分野は今、申し上げたように変わるんですけども、続きましても思いとしては今度は障がいのある方々への配慮ということをお願いしたいという話題でございます。福祉部門じゃないと思うんですけど、いろんなところに福祉の精神がいろんな形で現れていってほしい、それでこそ福祉先進都市だという思いで質問させていただきます。  まず市役所のメインの駐車場と考えられております庁舎の南側の駐車場でございますが、駐車の可能な車の台数は74台プラス車椅子2台というふうに認識しております。ということは、74足す2、76の枠があるわけですね。ですけども、そういう枠があるんですけど、そのうち何台が埋まった状態で満車の扱いになってしまって、バーが上がらなくなって駐車券が出なくなるといったような満車の状態になるのは、何台になった時点でなりますでしょうか。お願いします。 ○熊谷佐和美議長  綱井部長。 ○綱井孝司総務部長  市役所前駐車場につきましては、市民の方に駐車していただくスペースといたしまして76台分の駐車区画があり、そのうちの2区画を車椅子使用者用駐車施設として確保している状況でございます。満車表示につきましては、駐車可能な全76台分から車椅子使用者用駐車施設2台分の区画を除いた74台が駐車場ゲートを通過した時点で、表示が満車となり、駐車場への進入ができなくなります。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  どうもそのようですね。私も何度か75台目の状態になって、満車で進入できない状況になっています、何回かあります。そして今回の疑問の発端は、そのうちの1回は、今、思えばどなたかが車椅子スペースに止められていたわけなんですけど、健常者用スペースが目の前のところに空いているんですね。そっちしか目がいっていなかった私もあるんですが、空いている状態で満車になっていたので、機械がおかしいのかなと思って、忙しいところ申し訳なかったんですが、総務情報管理課に電話させてもらって、今、空いているけど満車になっているんやけど、どうなんかなというふうな話をしたら、その説明ということで、結局今の話になるわけです。合計の判断で74台でされるので、健常者用のスペースが74台埋まっても満車になるけど、健常者用スペースが73台で、車椅子用スペースが1個埋まったら、それも74台やから、合計74台だからそれで満車という判断になるんですと。だから、74台埋まっているという状態で満車になるので、どちらのケースもありますよということでした。ちょっと違和感はあったんですけど、分かりましたと言って待って、一旦その話も忘れてたんですけど、ちょっと後日ふと思い出したんですけど、違和感は感じるとしても、このケースは仕方ないと思うんですよ。もともと健常者が埋まっていたらどうせ入れなかったわけだから、私は仕方ないんですけど、私の立場で待っている人が、その人自身が車椅子の利用者の方だったら、どうなるのかな。もう一回お聞きしますけど、その状態で車椅子スペースは空いているんですね。車椅子スペースが空いている状況で次に車椅子の方が来られたときはどうなりますか。 ○熊谷佐和美議長  綱井部長。 ○綱井孝司総務部長  車椅子使用者用駐車施設2区画が空いている状況でも、満車表示となっていれば車両の進入はできず、お待ちいただくことになると思います。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  そうなってしまいますね。ですけど、その車椅子の方用のスペースを確保しているのはそういう方のために確保しているのに、まさにそういう方が来られて入れへんというのは非常に違和感を感じます。もしそのケースで車椅子の方が待たされて、あそこに止めるつもりやのに何でともし聞かれたら、今のところ多分答えようが、先ほどの説明をされるでしょうけど、何で入れへんのかというのが多分うまく説明できないと思うんですね。ですので、本来私はそこから、今日は今の状態を続けるぐらいだったら満車を74台と違うて、76台にしたらどうですかという話をもともとはしようかなと思ってたんですけど、よく考えたら、入っていったら健常者の方が車椅子のところに止めんといかんというケースも出てきますので、それは確かによくないなということで、聞いたところは、優先座席とかの優先じゃなくて、車椅子の方専用スペースということですので、専用スペースに健常者の方が止めるというのは望ましくないというふうに思いながら、いろいろ考えると、結局専用スペースと言いながら、ほかの一般用の健常者の方のエリアと同じゲートの中で考えながら車椅子スペースを確保しようとするから、どのやり方をしても結局無理が出てくるんですよ。せっかく確保して有効に使えてないし、何でという話になるんです。だから、せっかく専用スペースを設けるのだったら、入出庫含めて全然別のところに造るべきやというふうに思います。ですけど、それをやり替えるのは非常に難しい、費用もかかるというふうに思うわけですけれども、例えば今、庁舎耐震補強整備事業の中で、庁舎の周辺整備として駐輪場を造ったり、あるいは西庁舎の北側の西の道路の角のあたりに駐車場らしきスペースが整備されていますよね。北西の駐車スペース、そこに何とか車椅子用駐車スペースを別に設けていただくことはできませんか。全然別のところに造るという観点で、なかなかできないんですけど、逆に今やったらできると思うんですよ。何とかそこに確保していただくようにできませんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  綱井部長。 ○綱井孝司総務部長  現状の車椅子使用者用駐車施設につきましては、区画の有効活用などの点において課題があると考えております。ただいま議員からご提案をいただきました、現在、工事中である西庁舎北側の駐車場に車椅子使用者用駐車施設を移設してはどうかということにつきましては、その駐車場にはゲート等を設置する予定もなく、独立した区画として駐車することが可能ですので、ただいま申し上げました課題の解決に向けた方策の1つであると考えるところです。また、西庁舎前に位置することから、来庁にも便利な場所であると考えるところです。しかし、現在の市役所前駐車場の車椅子使用者用駐車施設につきましては、市民の方に一定の認知もされてご利用いただいている、また新駐車場に駐車する予定としている公用車をどうするのかなどの問題もございますので、そういった点について十分に対応を検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  十分に対応を検討してまいりたいということで、検討いただけるというふうに理解させていただきまして、期待をさせていただきます。おっしゃった課題ももちろん大事なことですので、今、認知されているからこっちに当然あると思っている方が来られて、ない、どうしたらいいんやろうとなったりするということを心配されていると思います。確かにそれは大事なことですので、どう対応したらいいかというのはよく検討いただきまして、私も一生懸命知恵を出させていただきますので、そういうことは大切なので、ぜひお願いしておくんですけど、何とか一つ一つ解決して、確保に向けて、実現に向けて進めていただきますように心よりお願いをしておきます。ぜひよろしくお願いをいたします。  申し上げましたように、福祉部門の施設に福祉の精神が現れているのはどこの自治体でもされているかと思うんですけども、直接福祉の管轄でないような施設とか設備にも福祉の精神がいろんなところに現れてこそ福祉先進都市・城陽だというふうに思いますので、ソフト・ハード問わず、あらゆる部門で福祉の精神が生かされます取組を進めていただきますように全部署の方々にお願いして、次の質問に移ります。福祉先進都市としてさらなる進化をぜひよろしくお願い申し上げます。  子育て世代の方とか障がいのある方々への対応を強くお願いしたわけですけども、最後は少し子供たちの話をさせていただきたいと思います。冒頭に申し上げなかったんですけれども、しゃべっているとだんだん暖かくなってきたんですけれども、朝から大変寒くて、この辺は朝寒かったと思うんです。こっちまで寒かったぐらいですから。今週からいよいよ寒くなるという予報でしたけども、いろんな天気予報で今週から寒くなるよと言われていましたけども、見事に当たっているような感じで、今朝は寒かったです。  今日午前中も寒かったわけですけども、6月議会にもいろいろ聞かせていただいたんですけども、そのとき冬が来たらどうしますかとお伺いさせていただいてたんですけども、いよいよそういう季節がやってまいりましたので、そういうところの確認も含めて、いろいろ聞かせていただきたいと思います。  6月議会での確認では、冬の期間も基本的には夏と同様に、教室では窓を開けて換気をした状態で暖房により保温するということでしたですね。そのときもそういう確認だったんですけど、見たら、夏はまだ冷房を窓を開けてやりますので、冷房の効きは悪くなりますけども、窓を開けること自体は風も入ってきますし、それ自体夏に窓を開けているんですけども、今度冬は窓を開けて寒いのがより寒くなりますので、窓を開けていただくことは当然大事なんですけども、開けたら、今度はそれはそれでお子さん方の、児童・生徒の体が大変心配なので、子供たちは今どのように学校生活を送ってくれているのか、教室の換気は十分できていて、かつ寒いでしょうけども、児童・生徒の体は、健康は大丈夫かといったようなところを、今のところどういう状況かということをお願いいたします。 ○熊谷佐和美議長  北澤教育長。 ○北澤義之教育長  6月の定例会でのコロナウイルス感染防止対策に引き続き、今回は学校の冬場の対策についてのご質問ということで、私のほうからお答えをいたします。  ご承知のとおり、これからはコロナウイルス感染対策を合わせて季節性のインフルエンザが流行する時期でもあります。まずは日頃からの健康管理が重要であると考えているところです。ご家庭に対しましては十分な睡眠やバランスのとれた食事等をお願いしており、毎日の健康観察を通して、学校と保護者との連携をしっかりと図っているところです。そして、学校は教育活動の中で適正な運動を行うとともに、ストレスへの対処も大切な役割であります。この間やむなく中止した行事もありましたが、でき得る限り実施をしてきたところです。またそれぞれの学校では、例えばプロの劇団や音楽家による芸術鑑賞会、職場体験の中止に換えて様々な業種の職業人を招いたキャリア教育、地域の方々との花いっぱい運動や給食交流など、各校が特色ある教育活動を展開しております。様々な体験を通して充実した学校生活を送ることは、ストレスを軽減し、心身ともに健康の保持につながり、ひいては抵抗力を高めることにも資するものと考えているところです。  次に、教室の換気についてですが、重要な感染防止対策であり、寒冷な季節を考慮して、エアコンを稼働させながら行っております。通常休み時間になると教室の移動やトイレなど、子供の動きに伴い換気はされますが、12月2日付で城陽市教育委員会から始業前、2時間目終了後、昼休み、最終校時終了後には徹底して換気を行うこと、また特別教室については毎時間行うことなど、基本的な感染防止対策を通知したところです。また翌12月3日付の文部科学省通知、学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルの改訂について、これによっても引き続き留意をするよう通知したところでございます。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  教育長の答弁、恐縮でございます。何よりも今、最後のほう、窓は開けるけどもずっとではない、ずっと開けているわけではないということが分かってよかったです。さっきの寒さからすると、ずっと開けていたらどうなるのかなというふうに思っていましたので、ポイントポイントは開けないかんですけど、ずっと開けているわけではないということですね。これだけポイントポイント開けたら、それでもかなり寒いと思います。それでもかなり寒い状況ですし、特別教室のほうがさらにペースが高いのかな。もっと開けるのかな。というので、かなり寒いと思います。せっかく温まってきたなと思うときに下がるので、今の暖房設備、暖房器具の能力で大丈夫なのかなという気がちょっとします。今の暖房で十分と考えたはるんですか。新たに暖房器具を整備されてはいるんでしょうか。また今後されることは考えておられますかということを聞きたいと思います。  加えて、設備・器具の話でございますので、併せて暖房関係以外で、ウイルス対策で何かほかに機器とか設備とかを整えられた、購入されたようなものがありましたら、一緒にお答えいただけたらと思います。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  学校施設の暖房対策につきましては、新型コロナウイルス感染防止対策の観点から換気が必要となり、通常と比較して高い暖房能力が必要となりますけれども、普通教室は既設のエアコン、特別教室は各校で保有する石油ファンヒーターなどによりまして十分に暖房が可能であると考えているところでございます。また暖房器具の整備といたしましては、体育館で実施する授業や各種行事の防寒対策を目的といたしまして、9月補正予算で計上した学校保健特別対策事業費補助金を活用いたしまして、多くの学校においてはジェットヒーターを購入の予定をしているところでございます。  なお、その他購入をしている備品ということで、まず衛生用品といたしましては、加湿型の空気清浄機、それから自動で手指消毒が可能なオートディスペンサー、そして飛沫感染防止パネル、そして追加購入する非接触型の体温計などがあるところでございます。これらを有効活用いたしまして、さらなる感染防止対策に努めてまいりたいと考えているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  ジェットヒーターということで、体育館での授業も行事も、今、聞かなかったですが、恐らく窓を開けてやるということになっていると思いますので、ものすごく寒いと思いますので、ぜひジェットヒーターを買ってあげていただけますようにお願いしておきます。そういうのはぜひお願いします。考えるだけでもどんどん寒くなってきますので。  あと衛生的な面の機材・設備いろいろ考えていただいているので、分かりました。いろいろ考えていただいているということは分かったんですけども、寒さに関しても大分ジェットヒーターですとか考えていただいているわけですが、それでも先ほど申し上げましたように、せっかく温まってきたなというときにまた換気ということになりますので、特にさっき言うたように特別教室の場合なんかは、子供によって個性もあるので、寒さに弱い子なんかにはかなり寒く感じられて、結構つらいと思います。ですので、暖房関係は今おっしゃっていただいたと思うんですけども、それと別に、厚着、上着、衣類での調整もふだんよりは、いつもよりは柔軟な対応にしてあげてほしいと思うんです。小学校は恐らくある程度柔軟だと思うんですけど、気になるのは中学校でして、いつもだったら制服の上から何か羽織るというのは基本駄目じゃないかと思いますけども、この期間だけはちょっと例外にしてでもぜひ許してあげてほしいと思うんですけども、そのあたり小学校・中学校で衣類での防寒というのはどういうふうに行われていますでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  今、議員からご質問がございましたように、授業中の服装といいますか、それに関してでございます。今、寒い教室の状況になっておりますので、いわゆる室温低下による体調不良とならないようにご配慮をお願いされているわけですけども、これについては防寒対策といたしまして、小学校では活動の妨げにならない範囲で適時ジャケット等のアウターを着用することができるように、これを指導しているところでございます。中学校におきましては、制服の中に着るインナーによりまして体温調節をすることで防寒対策をするように指導しているところでございます。寒冷な季節における換気については、防寒対策も含めまして、教職員はもちろん、児童・生徒及び保護者に対しまして注意喚起を徹底するように各校に通知をしているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  注意喚起の徹底はいいんですけども、今のご答弁では、この状況下でも中学校のアウター、上着、外着は駄目ということです。これはちょっと考えてあげていただきたいとお願いしておきたいと思います。さっきも言っていましたとおり、通常のときは駄目ですよというのはむしろいいと思うんですよ。もっと自由にしたほうがいいという意見もありますけど、私はむしろ反対で、日頃は駄目だと思います。制服という意義がやっぱり失われていくと思うので、通常は駄目だと思うんですけど、こういうときはまた別やと思いますので、ちょっとそこは再度議論だけはしていただきますように、そこはお願いしておきます。正直ちょっときついと思いますので、質問ではなくて要望だけに、質問はしませんけども、要望をさせていただきたいと思います。どうなったかとか、別に突っ込んで今後、聞いていったりはするという趣旨じゃないんですけど、再検討の議論だけはしていただくようにぜひともお願いしておきます。この時期はきついと思いますので、ぜひよろしくお願いします。  今のところがちょっと気にはなったんですけど、それ以外の面はいろんなことで対応、対策、指導していただいておると思いますので、評価させていただいております。今の点だけくれぐれもよろしくお願いいたします。  今の点は気になりますけども、いろんな対策をしていただいているので、一定安心しました。けども、そうすると次に気になるのが、費用面のことでございます。いずれにしろ、先ほどからお聞きしているような相当頻繁に窓を開けての暖房器具の使い方をしているというところなので、これはいつもだったらもったいない使い方をしてはいかんということになるわけですけども、この状況なので決してもったいなくはありませんので、今の方針でちゅうちょなくやっていただきたいというふうに思います。  ただ、費用は気にはなりますので、ちょっとだけお聞きしたいと思います。当然、予算編成の時点ではまだウイルスの状況がひどくなっていませんでしたので、暖房費ですとか電気代という考え方に、予算には今の出費は考えられていなかったと思います。ですけども、そういう費用面、予算的には大丈夫なんですかね、今のところどう考えておられるのか。  あともう一つ気になりますのは、ちょっと聞いたお話では、学校などの施設は、そういう施設の電気の設備は一般の家庭とは違って、通常に使っている電気料というのが記録されていて、そこから極端に増えた場合はそこでそれ以上使えなくなる。使えなくなるとどうなるかというと電気自体が止まってしまうというシステムが取り入れられているというふうに聞きました。そうすると、それをやっていると、明らかに去年から大分使っていると思うので、それこそ止まってしまうということになったりはせんかということが気になりますので、ちょっとそのあたりその心配はないのかというところと併せてお願いします。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  まず新型コロナウイルス感染防止対策によりまして、換気のために窓を開放してエアコンや石油ファンヒーターなどを稼働させることによりまして、今年度につきましては例年と比較して電気使用量等が大幅に増加する見込みとなってございます。  また、全小・中学校のデマンド制御の設定ですけれども、これは夏のクーラーのときも含めてですけれども、解除しておりますので、安定してエアコンを稼働することが可能となっているというところでございます。  その一方で、現在の最大電力需要量を基に今後の電気料が算定されることになりますので、後年度にわたりまして電気料金の負担に影響を及ぼすということになります。つきましては、今後、電気料金等の予算の不足が見込まれるところでございますので、予算確保については私どもで努力をしていくというものでございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  当然冷房費が上がるので、夏からそのシステムはされていたんですね。これは夏に聞かんとあきませんでしたね。ですけど、分かりました。一応そういうのは解除されているということで、その心配はないということが分かりまして、よかったです。料金よりもむしろそっちを心配していましたので、安心しました。ぜひそれでお願いいたします。  逆にそういうことで費用の負担は生じてしまうということで、予算の確保は私のほうで努力するということでございましたが、具体的には補正予算か流充用かということが具体的な話になると思います。議会の関係で今、監査とかも担わせていただいていますので、たくさん流充用があったり、補正がいっぱいあったりすると、これは何でですかと、これは分からへんかったんですか、何で発生するんですかということをいつも聞いたりしますけど、この関係のことは聞きませんので、そういうことを恐れず努力を、大変やと思いますけども、そういった対応でぜひ進めていただくようにお願いをしておきます。  この関係に関しては、あえて荒っぽい言い方をしますと、費用のことは気にせず、それよりも子供たちの体の健康、安全を優先してくださいということになります。荒っぽい言い方でございますが、子供たちのために心よりお願いしておきます。  子供たちのことに限らず、全ての面において大変な状況下ではございますが、私たちも含めて、全市一丸となって何とかこのウイルスの危機を乗り越えていけたらと思っております。そして力を合わせて、知恵を出し合って、子供たちの健康、安全を守っていただくようにくれぐれもお願いをしておきまして、一般質問を閉じさせていただきたいと思います。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。失礼します。           ────────────────────── ○熊谷佐和美議長  お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、明日12月16日は休会とし、12月17日午前10時から本会議を開き一般質問を行います。  これにご異議ありませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○熊谷佐和美議長  ご異議なしと認めます。よって12月17日午前10時から本会議を開き一般質問を行いますので、お集まり願います。  本日は、これをもって延会いたします。         午後2時54分     延 会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                    城陽市議会議長   熊 谷 佐和美                    会議録署名議員   若 山 憲 子                       同      乾   秀 子...